あなたはいくつ銀行口座を持っているだろう。「銀行の使い分け」に関する調査の結果、所有している銀行口座は3個が最も多いようだ。複数口座所有者のうち、銀行口座を使い分けている人は約86％だった。使い分けている人の65％が、メインバンクを「給与・年金などの振込」に使っており、ついで「クレジットカード引き落とし」、「引き落とし（公共料金など）」が5割前後、「生活費」が約38％。サブバンクは「貯蓄」が3割、「クレジットカード引き落とし」、「引き落とし」が2割前後という結果だった。
約9割が銀行口座を使い分けている、その用途は？
銀行口座を用途に応じて使いわけている人は約86.1％（「マイボイスコム株式会社」調べ）
銀行口座というと、複数所有している人が多いのではないだろうか。複数所有している人は、それぞれの口座を管理しているのか。マイボイスコム（株）が2023年4月に「銀行の使い分け」に関する調査を9,788人に行ったところ、複数口座を所有している人のうち用途に応じて使い分けている人は約86.1％との結果だった。使い分けている人の声は上記の他に手数料の有無やATMの利便性、クレカの引き落としでポイントがたまるなど工夫が見られた。
逆に、使い分けていない人の声は、給与振り込みなどの指定口座として作ったのみや、考えて作ってもいつの間にかごちゃまぜになる、双方の口座にお金を入れておりどちらを使用しても問題ないといった内容だった。
メインバンク別の1位は、PayPay銀行利用者では「スマホ決済・ＱＲコード決済用、オートチャージ用、電子マネー用」、イオン銀行・楽天銀行利用者では「クレジットカード引き落とし」となっている（「マイボイスコム株式会社」調べ）
休眠口座は手数料がかかる時代に 複数ある口座の管理はいまや当たり前なのかも
サブバンク別だと、PayPay銀行利用者では「ネットでの決済」、イオン銀行・楽天銀行利用者では「クレジットカード引き落とし」が1位（「マイボイスコム株式会社」調べ）
所有している口座の数は3個が一番多く、5個以上ある人は3割強で50～60代の男性に多かった。給与の振込に指定口座があったり、毎月の引き落とし口座を指定されることもあって増えてしまうケースもあるだろう。さらに一昔前は、銀行側がどんどん口座を開設してもらおうとキャンペーンをうっていたり、別の用事で訪れた顧客に対して口座開設を勧めるなどしていたが、最近は休眠口座に手数料を設けている銀行もある。これは、銀行の経営環境が厳しく口座や通帳の維持管理費が負担になってきているからだ。
10年間動きがない口座・預金をそれぞれ「休眠口座」・「休眠預金」と定義されているが、休眠預金は金融機関から預金保険機構に移管され、NPO法人など資金を活用する団体に分配されることもあるので、ほったらかしの口座があればチェックが必要だ。10年使っていない口座なら解約して管理対象を減らしておくべきだろう。
20年ほど前に、友人が「自分のお金を安全に預かってくれて、かつ自分の必要な時に必要な額を引き出せるのだから、引き出す際の手数料を払いたくないという気持ちにはならない。」と言っていたことを思い出す。ネット銀行などが台頭する中、銀行のサービスは当たり前ではないという時代になってきているのかもしれない。
出典元:【マイボイスコム株式会社/PR TIMES】
