近年、生活インフラの仲間入りをはたしつつあるQR・バーコード決済。その最大手「PayPay」が、また新たなステージへと上りそうだ。2023年5月15日ごろ、「Apple ID」の決済方法にPayPayが追加された。App Storeでアプリ購入・課金の決済にPayPayが使用可能になり、ますます利便性が増すだろう。今回は、Apple IDとPayPayの連携方法などを中心に詳しくひも解いてみたい。
Apple IDでPayPayを使えるようにする3ステップ
新たに追加されたPayPay決済は、どこまで使えるのだろうか。既存の支払い方法はクレジットカードやデビットカード、Apple ギフトカードなどからApple IDの残高にチャージするなどがある。それらと同様に、PayPayも料アプリやアプリ内課金、音楽の購入、さらにサブスクリプションの決済が可能だ。PayPayでの支払いを利用するためには、Apple IDとPayPayを連携させる必要があるが、iPhoneに「PayPayアプリ」が利用可能な状態でインストールされていれば、すぐに連携できる。
連携するには下記の3ステップを参照にしてほしい。
1.iPhoneの設定画面から、Apple IDの「設定」を開き「お支払いと配送先」を開く。
次に「お支払い方法を追加」を開く。
2.PayPayアプリがインストールされていれば「お支払い方法を追加」から選択可能になっているので、「PayPayで認証」をタップする。
3.アカウントの連携に同意すれば、支払い方法にPayPayが追加される。
これだけで「Apple Store」や「App Store」でPayPay決済が可能になるので、普段からPayPay経済圏を利用している人は、連携しておいて損はないだろう。
Apple ギフトカードいらず? MVMOユーザーにも朗報
これまで、スマホがMVMOであるためにキャリア決済を利用できなかった、クレジットカードが使えないなどの理由でAppleギフトカードを購入していた人にとって、自宅にいながら決済ができるのは朗報だ。SNSでも「これで、いちいち Apple ギフトカードを買いに行かなくても済む!」という喜びの声も上がっている。
Apple IDがPayPay決済可能になり、iPhoneユーザーには好評だが、Google PlayストアでPayPayは使えるのだろうか。残念ながら、本記事の執筆時点では使えないようだ。Google Playのヘルプページにも記載されておらず、筆者のAndroidスマホでは確認できなかった(Google Playストアで使用可能なコード決済はEdy、メルペイなどが利用可能)。
PayPay、ソフトバンク、iPhoneの連携性は高く、先行で使用可能になった可能性もあり、Google Playストアも追随する希望はある。Androidスマホユーザーは、Google PlayストアでもPayPay決済が可能になる日を心待ちにしたい。
引用元:【Apple】