SBI新生銀行で普通預金金利を0.2%にする方法 – SBI証券との連携で可能に

長引く不況で銀行の金利は今や0.001%まで下がっています。でも、SBI新生銀行ならSBI証券との連携機能「SBI新生コネクト」を設定するだけで最上位の「ダイヤモンドステージ」になり、キャンペーンと合わせて普通預金金利が通常の200倍となる「0.2%」になるのです。ほかにも他行宛振込手数料が月50回まで無料になるのでお得ですよね! そこで今回は、SBI新生銀行とSBI証券の連携機能「SBI新生コネクト」がどのようなものなのか、どうすればダイヤモンドステージになれるのか解説します。

SBI新生銀行とSBI証券の連携機能「SBI新生コネクト」って何?

2023年1月、ネットサービスが充実した「新生銀行」はSBI傘下となり「SBI新生銀行」に生まれ変わりました。

さっそく、さまざまな改革が行われていますが、なかでも注目したいのが、23年4月3日から開始されたSBI新生銀行とSBI証券の口座間でスムーズに入出金ができる「SBI新生コネクト」です。

これは銀行と証券会社の連携サービスで、手数料無料でお互いの口座に資金を入出金できます。

具体的には、株などを購入するための資金や投資信託の積立金を、SBI新生銀行からSBI証券の口座に入金したり、株や投信などの運用で出た利益をSBI新生銀行に出金することが可能となります。

●SBI新生銀行「SBI新生コネクト」は→こちら

もちろん、それだけでは何の興味も沸かないでしょうが、SBI新生コネクトを設定すると、いきなりSBI新生銀行のステップアッププログラムにおいて最上位の「ダイヤモンドステージ」になれます。

これにより、ATM手数料が無料になったり他行宛振込手数料が月50回も無料になるほか、キャンペーンと合わせて普通預金金利が通常の200倍となる「0.2%」にアップするのです。

というわけで、今回はSBI新生コネクトのやり方や、ダイヤモンドステージの特典、そしてお得なキャンペーンの詳細については、このあとじっくりと解説しましょう。

SBI新生コネクトは、SBI新生銀行とSBI証券の口座間を手数料無料で自動入出金できる便利なサービス。両方の口座を持っているなら、ぜひ申し込んでおきましょう(画像はSBI新生銀行公式サイトより転載)

SBI新生コネクトを設定すると普通預金金利が0.2%に!

同じグループの銀行と証券会社の連携サービスは、すでに楽天銀行と楽天証券、auじぶん銀行とauカブコム証券の間でも実施されており、普通預金の金利が0.1%に優遇される特典もあります。

しかし、このSBI新生コネクトに申し込むと、翌々月には自動的にSBI新生銀行の「ステップアッププログラム」において、最上位ランクの「ダイヤモンドステージ」となるのです。

通常、SBI新生銀行のダイヤモンドステージになるには、特定の投資商品の取引額が1,000万円以上といった厳しい条件をクリアする必要があるので、これはかなり思い切ったサービスだと言えるでしょう。

ダイヤモンドステージになるとさまざまな特典が得られます。まず、セブン銀行ATM、イーネットATM、ローソン銀行ATM、イオン銀行ATMなどでの出金手数料が0円になるほか、他行宛て振込手数料がなんと月50回まで無料になります。

次に、普通預金金利が0.1%に優遇されたり、誕生日特典として3カ月もの(500万年以上3,000万円以下)の円定期が1%になるほか、円定期預金や外貨預金の金利が優遇されたり、外国為替手数料が片道7銭(通常は15銭)になります。

●SBI新生銀行「ステップアッププログラム」は→こちら

ステップアッププログラムの最下位スタンダードステージでも、月1回他行宛振込手数料が無料になりますが、最上位のダイヤモンドステージになると、なんと月50回まで無料となります。また、普通預金金利が0.1%になる特典も得られます(画像はSBI新生銀行公式サイトより転載)

さらに注目したいのは、このSBI新生コネクトに申し込むと、「SBI新生コネクト開始記念 ダイヤモンドステージ 円普通預金金利年0.10%(税引前)上乗せキャンペーン」によってダイヤモンドステージの普通預金金利0.1%に0.1%が加算されて0.2%にアップすることです。

+0.1%のキャンペーン期間は23年9月28日までとなっていますが、これはお得でしょう。

●SBI新生銀行「SBI新生コネクト開始記念 ダイヤモンドステージ 円普通預金金利年0.10%(税引前)上乗せキャンペーン」は→こちら

こちらは23年9月28日まで実施されている「SBI新生コネクト」キャンペーンです。ダイヤモンドステージで普通預金金利が0.1%になりますが、このキャンペーンで0.1%が上乗せされ0.2%にアップします(画像はSBI新生銀行公式サイトより転載)

SBI証券の公式サイトから「SBI新生コネクト」に申し込む方法

それでは、実際にSBI証券の公式サイトから「SBI新生コネクト」を申し込んでみましょう。

筆者は、すでにSBI新生銀行とSBI証券の両方の口座を所有していますので、まずSBI証券の公式サイトを開いて、SBI新生銀行の口座振替契約を行います。

その後、SBI新生コネクトの申し込みを完了したら、最後にSBI新生コネクトでの自動入金設定をすれば、すべての作業は完了となります。

これだけで、翌々月にはステージがダイヤモンドにアップグレードされ、普通預金金利が0.1%加算されます。

ただし、SBI新生コネクトに申し込んでも、「ダイヤモンドステージ」にアップグレードされるのは2カ月後になる点はご注意ください。

たとえば、5月末までに手続きが完了すれば7月にダイヤモンドステージになりますので、9月28日までのキャンペーンで+0.1%が適用されることになります。

●SBI証券「SBI新生コネクト」は→こちら

SBI新生銀行の口座振替契約を行う手順

まず、SBI証券にログインしたら「口座管理」のタブから「お客様情報 設定・変更」を選択(上写真)。画面を下にスクロールして「SBI新生銀行関連サービス」の「口座振替契約」の「お申込み」をクリックしましょう(下写真)(画像はSBI証券公式サイトより転載)

次の画面で「口座振替の契約へ進む」を押したら(上写真)、「上記の規約類を確認しました」にチェックを入れて「上記に同意して次へ」を押します(下写真)(画像はSBI証券公式サイトより転載)

すると、「SBI新生銀行の口座振替サービス」画面が開くので、「口座振替サービス 利用規定」を押して内容を確認します。次に店番号・口座番号とパスワードを入力し、「利用規約に同意してログイン」を押しましょう(画像はSBI新生銀行公式サイトより転載)

続いてSBI新生銀行の数字4桁の暗証番号を入力したら、セキュリティカードを見ながら乱数を入力して「確認して次へ」をクリックしましょう(画像はSBI新生銀行公式サイトより転載)

口座振替する口座の内容を確認したら「口座振替サービスを申し込む」を押せば完了です(画像はSBI新生銀行公式サイトより転載)

口座振替サービスの申し込みが完了したら、今度は「SBI新生コネクトお申込み」ボタンを押して、SBI新生コネクトの申込み手続きを行いましょう(画像はSBI新生銀行公式サイトより転載)

SBI新生コネクトの申し込み手順

「SBI新生コネクト」で「お申し込み」を選択したら(上写真)、利用規約を確認後「上記の規約類を確認しました」にチェックを入れて「上記に同意して申し込む」をクリックします(中写真)。これでSBI新生コネクトの申し込みは完了しました。最後に「設定画面へ進む」をタップします(下写真)(画像はSBI証券公式サイトより転載)

SBI新生コネクトでの自動入金設定手順

SBI新生コネクトの申し込み完了後は、SBI新生銀行関連サービスで自動入出金設置を行います。まず、「SBI新生コネクト」の「確認・変更」を選択(上写真)。次に「投信積立自動入金」や「自動出金」を利用するかどうかチェックし、取引パスワードを入力しましょう(画像はSBI証券公式サイトより転載)

SBI新生コネクトの自動入金設定を行って、内容を確認したら「設定変更」を押しましょう(上写真)。これで、SBI新生コネクトの設定は完了です(下写真)(画像はSBI証券公式サイトより転載)

なお、筆者の場合はすでに住信SBIネット銀行の預り金スイープサービス「SBIハイブリッド預金」を利用していました。

自動入金サービスは、「SBIハイブリッド預金」か「SBI新生コネクト」のどちらかひとつしか利用できませんので、事前にSBIハイブリッド預金の休止手続きを行っておきましょう。

こちらは、住信SBIネット銀行アプリから簡単に休止にできますが、15時までに完了していれば翌営業日の17時ごろ、15時以降では翌々営業日の17時ごろに反映されますのでご注意ください。

それまでは、SBI新生コネクトの申し込みをしてもエラーとなります。

住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金を休止する手順

まず、住信SBIネット銀行公式アプリを開き、ホーム画面の「お客さま情報」をタップ(左写真)。次に「SBIハイブリッド預金」の「休止する」を押しましょう(右写真)

注意事項を確認したら「確定する」ボタンを押します(左写真)。「休止完了」と表示されれば休止手続きは完了です(右写真)。ただし、反映されるまでは多少時間がかかりますので注意してください

まとめ

いかがでしょうか? SBI新生銀行とSBI証券の両方の口座を持っている人は、今すぐ「SBI新生コネクト」を設定しておきましょう。

これだけで翌々月にはステージがダイヤモンドにアップグレードされ、普通預金金利が0.1%アップされます。さらに、9月28日までのキャンペーンに間に合えば、金利が+0.1%上乗せされるのですからお得ですよね。

ただし、SBI新生コネクトに申し込んでも「ダイヤモンドステージ」にアップグレードされるのは2カ月後になります。

たとえば、6月末までに手続きが完了すれば8月にダイヤモンドステージになれますので、9月28日までのキャンペーンで金利+0.1%が適用されることになりますので、早めに手続きしておきましょう。

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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