いざというときにサポートや補償してくれる損害保険。しかし、その “いざというとき”がほとんど起こらないことや、月々の保険料が安くはないことなど、損害保険のメリットを感じられず、どの保険に加入すべきかわからない人もいるかもしれない。世の中のご家庭はどの保険に加入しているのだろうか。
損害保険で加入率が最も高いのは「自動車保険・任意加入」
マイボイスコム株式会社が実施した「損害保険の加入」に関する調査によると、2023年5月時点での損害保険の加入者は78.0%。とくに、男性や高齢の年代層での加入率は高いようだが、経済的にそれほど余裕がなく、家庭を持っている割合が比較的低い若年層の加入率はそれほど高くないようだ。
上記の調査で「加入している」と回答した人に、加入している保険の種類を聞くと、最も多かったのは「自動車保険・任意加入」で、ついで「火災保険・建物への補償」であった。これらはいずれも加入率が7割を超えており、消費者がとりわけ必要性を感じている保険であるといえよう。あるいは、任意の加入であるものの、その重要性から半ば義務的に加入している人も少なくないかもしれない。
火災保険加入者の満足度は6割以上、不満の声は2%以下
7割以上の人が加入している火災保険だが、加入するメリットを感じている人はどれほどいるのだろうか。「ソニー損害保険」「県民共済」「CO-OP共済」の火災保険加入者にそれぞれの満足度を聞いたところ、いずれも「満足」と「やや満足」の合計は6割以上であった。実際に、保険を適用したケースはほとんどないだろうが、保険料やサービスなどに満足しているということだろう。
最後に、火災保険や地震保険に対する不安や不満を尋ねると、「何も起きていない状況では保険料がもったいない」「実際に災害が起きたときに必要な金額が支払われるのかが不安」など、平時のコストと有事の際のリターンが釣り合っているのかわからないという声が挙がった。
また、「会社ごとの違いがわかりにくい」といった保険会社に対して不満を漏らす人も。保険料で大きく差をつけることは難しいため、細かなサービスの違いでアプローチする会社が多いのだと考えられるが、消費者からはさらに差別化してほしいという思いがあるようだ。
損害保険に対して不満を抱える人もいるが、災害の多い日本では万が一に備えて保険に加入しておくべきだろう。自然災害や過事故など、自分では対処しようのない被害に見舞われた際に、救いの手を差し伸べてくれるかもしれない。
出典元:【マイボイスコム株式会社/PR TIMES】