インフルエンサーサービス「Find Model」を運営するソーシャルワイヤー(株)が、自社インフルエンサーネットワークに登録しているインスタグラマー(フォロワー1万人以上)を対象にさまざまな調査を行った結果、最大年収は7,000万円と、前回調査の3,000万円を大きく上回っていたことがわかった。また、インスタグラマーを本業としているのは全体の21.8%と、前回調査より1.6ポイント増加している。
最高年収は7,000万円! インスタグラマーを本業とする人の平均年収は288.5万円
子どもの将来なりたい職業にたびたび出てくる「YouTuber」。では、インスタグラマーはどうなのだろうか。あまり子どもの認知度も高くなさそうだし、ヒカキンのような有名インスタグラマーというのも聞かない気がする。そのようなインスタグラマーについての大調査がある。
インフルエンサーサービス「Find Model」に登録するインスタグラマー(フォロワー1万人以上)の444人を対象に2023年5月に実施したのだが、それによると、インスタグラマーの最高年収は7,000万円で昨年の3,000万円を大きく上回っていた。平均年収は110.5万円。インスタグラマーを本業としている人に限定すると288.5万円となり、全体と比較すると約2.6倍の報酬を受け取っていることがわかる。さらに昨年はというと、本業インスタグラマーの平均年収は411.9万円で、インスタグラマーを本業とする人が増えた影響もあって、平均年収は下がっているようだ。
インスタは映えを追求する媒体で、おのおのの世界観が大事にされている印象
やはり、YouTuberに比べると市場規模は小さい。平均フォロワー数は37,523フォロワーで、本業インスタグラマーでも51,366だという。また、今回の調査の対象の90.8%が女性であり、回答者の割合は10代と50代を合わせても5%に満たず、20代が25.2%、30代が56.1%、40代が14.9%となっている。
インスタグラマーを副業としている人の本業は、「会社員」が48.4%と最も多く、ついで「フリーランス・個人事業主」が9.2%、「主婦」が7.8%と続いた。
そして、意外だったのがPR案件のアフィリエイト案件(固定報酬なしの成果報酬型PR)。半数以上の59.2%の人が実施していなかった。理由を聞いて納得したのだが、「アカウントのテイストに合わない」とか「興味のある商品をPRしたいため」とか、自身の世界観を大事にしている印象だ。
だが、セミアフィリエイト案件(固定報酬ありの成果報酬型PR)は48.0%の人が実施、アンバサダー案件(一定期間に複数回PR投稿を行う案件)は半数の50.0%が実施。固定報酬があったり、商品・サービスの魅力を継続的にアピールできる仕事はやりやすいということだろう。
一時期、FBから流れてきたおじさん達がインスタに参入してきたと聞いた。だが、おじさん達は大量の「しがらみ」も連れてきて、それが受け入れられず結局、消えていったとか。楽しく趣味などについて話したいのに、職場での上下関係や見栄を持ち込み台なしにするとか、なんとか。
そのような流れも経て、「映え」が命である写真投稿が大きく作用する媒体とあって、今後も女性を中心に浸透しそうだ。
出典元:【インスタラボ】
※サムネイル画像(Image:wichayada suwanachun / Shutterstock.com)