政府が推奨するキャッシュレス決済において、今なお、最前線で活用されているクレジットカード。現代はスマホ決済が飛ぶ鳥を落とす勢いで普及しているが、オンラインショッピングをはじめとする各種サービスとのひもづけにクレジットカードが必要になるため、その需要が低下することはないだろう。今回はクレジットカードについてのアンケート調査結果を紹介しよう。
一番人気のクレジットカードは「楽天カード」
株式会社ゼロアクセルはクレジットカードの利用実態について調査を実施した。メインで利用しているカードについて聞くと、「楽天カード」が41.6%で断トツ。楽天市場をはじめ多くの店で利用可能な楽天ポイントを貯められる点が、人気の理由だろうか。2位以下には「三井住友カード」や「イオンカードセレクト」などが続いている。
所持しているクレジットカードの枚数は、「2枚」という人が23.6%で一番多かったが、1枚、3枚、5枚以上という回答も約22%とほぼ横ばいであった。1枚しか持たない人もいるが、基本的には複数枚クレジットカードを所持している方が安心できるようだ。
続いて、メインで使用するクレジットカードを選ぶ際に重視するポイントについての質問では、「年会費」だと回答する人が最多に。2位は「還元率」、3位は「ポイント(マイル)の使いやすさ」といずれも支払いに関わる要素で、消費者が求めているものが見て取れる結果となった。
メインで使用しているカードを作ったきっかけとしても、「ポイント(マイル)が貯まるから」という理由が最も多く、ついで「現金を持たずに決済できるから」という回答が多く集まった。現金で支払うよりもお得、かつ楽に買い物ができる点に魅力を感じているようだ。
クレジットカードをほぼ毎日、使用する人はわずか1割程度
クレジットカードの主な使い道は、やはり「オンラインショッピング」であるという人が75.9%にも上った。オンラインショッピングは充実したラインナップだが、クレジットカードの登録がほぼ必須であるため、通販を利用するためにカードを申請した人も少なくないだろう。
カードの利用頻度としては「週に1回」が33.6%、「週に2、3回」が31.2%で、ほぼ毎日使用する人はわずか9.9%。大部分の人がカードを複数枚所持しているが、実際に利用する頻度はそれほど多くないようだ。毎日、支払いをしている人でもカードではなく、スマホ決済などを利用しているのかもしれない。
また、クレジットカードを持っていて困ったことはあるかを聞くと、「ある」と回答したのは18.4%。ほとんどの人はカードを所持していること自体に悩んだことはないようだ。しかし、利用する上で困りごとや不便だと感じる瞬間は誰しもがあるはず。
一番困ったと感じたことを聞くと、34.6%が「使い過ぎてしまった」と回答。基本的には利用者の責任であるが、カード決済はあまりにも簡単にできてしまうため「お金を使っている感覚」が鈍くなることが要因の一つだと考えられる。
クレジットカードはポイントの貯まり、キャンペーンなどの特典などがあるので、現金よりもお得で利便性も高い。しかし、使い過ぎてしまう危険性もはらんでいるため、支払金額を管理するようにしたい。
出典元:【株式会社ゼロアクセル/PR TIMES】