コンビニや飲食店など、様々なところで利用できるキャッシュレス決済サービス「PayPay」。2023年6月29日には「PayPay」の本人確認(eKYC)済みユーザーが2,000万人を突破したとの発表がありました。また本人確認を促進する取り組みを強化しようと、様々なキャンペーンを実施していますが、そもそも“本人確認(eKYC)済みユーザー”とは一体何なのでしょうか? そこで今回はeKYCの紹介や重要性とともに、実施しているキャンペーンについてもお伝えしていきたいと思います。
本人確認(eKYC)の目的は悪用防止!
KDDIの公式サイトによると、「eKYCとは『electronic Know Your Customer』の略称で、オンライン上で本人確認を完結するための技術です。従来の対面/郵送での本人確認を「KYC」と呼びますが、オンライン上で行う意味を表す『electronic』という単語を追加したものがeKYCです」とのこと。「eKYC」と聞くと少し難しく考えてしまう人もいるかもしれませんが、要するに“オンライン上で行う本人確認”と覚えておくといいでしょう。
そして「PayPay」では、下記3つの方法のいずれかで本人確認(eKYC)を行うことができます。
・マイナンバーカードを利用した本人確認(公的個人認証サービス)
・運転免許証のICチップ読み取りによる本人確認
・顔認証と本人確認書類を利用した本人確認
マイナンバーカードや運転免許証を利用した方法では、ICチップに格納されている情報をスキャンすることで、本人確認の申請が可能。また“顔認証と本人確認書類”を利用する場合は、スマホで撮影した本人確認書類と顔写真をアップロードして申請します。銀行口座開設時などで、皆さんも一度はeKYCを経験したことがあるのではないでしょうか。
ではなぜ「PayPay」はユーザーの本人確認(eKYC)を促進しているのかという点ですが、簡潔に言うと“悪用防止”を目的としています。本人確認(eKYC)済みユーザーが増えれば、犯罪行為やテロ組織による悪用を防げるうえに、マネー・ローンダリングやテロ資金供与対策の水準を引き上げることにも繋がるのです。
「PayPay」で本人確認(eKYC)を完了すると多くのメリットが!
2023年6月時点での「PayPay」の登録ユーザー数は5,800万人ですが、その内、本人確認(eKYC)を完了したユーザーは2,000万人以上(2023年5月時点)。これは日本のスマホユーザーの約4.8人に1人が、「PayPay」での本人確認(eKYC)を完了している計算になるそうです。
そして「PayPay」で本人確認(eKYC)を完了しているユーザーの「PayPay」における決済取扱高は全体の66%にのぼり、決済回数は全体の62%を占めています。これらのデータを見ると、本人確認(eKYC)済みユーザーはかなり増えていることがわかりますが、「PayPay」は今後もより促進していくための取り組みを行っています。
その一環として挙げられるのが、定期的なキャンペーンの実施です。例えば6月15日から開催している「PayPay本人確認ジャンボ」では、“本人確認済みのユーザー”が対象店舗でPayPay決済を行うと、4回に1回の確率で1等~3等のいずれかが当たる抽選を実施しています。
また本人確認を完了することで、銀行口座からPayPay残高へのチャージが可能になったり、PayPayマネーの利用ができるようになったり、「PayPay」を使えるお店が増えたり、「PayPayあと払い」の利用額の上限が高くなったりなど、様々なメリットも得られます。
さらに今後予定しているキャンペーンや施策に参加可能することも可能に。これまで本人確認を面倒に感じてまだ完了していない人は、ぜひこの機会に本人確認(eKYC)を行ってみてください。
出典元:【PayPay株式会社】
参考元:【PayPay株式会社/本人確認(eKYC)について】
参考元:【KDDI株式会社】