PayPayカード株式会社は7月19日、同社が発行するクレジットカード「PayPayカード」をかたった不審なメールが確認されているとして、公式サイトに注意喚起を掲載した。同社は「不審なメールを受信した場合には、送られてきたメールそのものを開かずに削除してください」と呼びかけている。
PayPayカードをかたったフィッシングメールに注意
PayPayカード株式会社は「【ご注意ください】PayPayカードをかたる不審なメール」と題したお知らせを掲載。「PayPayカードをかたる不審なメールが確認されております」とし、「当社に限らず、大手通販会社や宅配業者など実在する企業やサービス・ウェブサイトを装って、不審なメールやSMSなどで、個人情報をだまし取るフィッシング詐欺などの不正行為が増えております。不審なメールを受信した場合には、送られてきたメールそのものを開かずに削除してください。フィッシングメールかどうかの判断が難しい場合には、メール内のリンクはクリックしないようお願いいたします」と注意喚起した。
また、同社は「フィッシング詐欺の被害に遭わないための対策」もあわせて紹介。「不審なメールは、開かずに削除する」「会員メニュ―でご利用明細を確認する」など、被害に遭わないための対策を案内し、不審なメールが届いた際には念のため利用明細を確認するように呼びかけている。
フィッシングメール、どうやって見抜く?
フィッシング詐欺に対する情報収集・提供や注意喚起などの活動を行っているフィッシング対策協議会は、フィッシング詐欺について「クレジットカード会社や銀行、ショッピングサイト等の実在する企業を装った電子メールを送り、企業のホームページと酷似した偽物のWebサイトに誘い込み、アカウント情報(ユーザID、パスワード等)、クレジットカード番号、暗証番号等を入力させて窃取し、本人になりすまして不正な取引を行う犯罪行為」と定義。
同協会は、メールの文章について、対応を急がせるものや不安を煽るような内容が多いと、詐欺の特徴を指摘している。「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成することが多く、見わけることは非常に困難です」とし、「日頃からサービスへログインする際は、メールや SMS 内のリンクではなく、いつも利用しているブラウザーのブックマークなどからアクセスするよう、心がけてください」と詐欺に遭わないためのポイントを解説している。
出典元:【フィッシング対策協議会】
出典元:【PayPayカード】
参照元:【一般社団法人日本クレジット協会】
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