共通ポイントサービス利用「楽天」7割強、Tポイントは低下傾向に【マイボイスコム調べ】

キャッシュレス決済と同様に、普及が進んでいるポイントサービス。その種類はさまざまで、大手企業だけでなく、個人商店でも採用している店舗は少なくない。とくに、楽天ポイントなどの共通ポイントサービスについては、それぞれの利用用途や対応店舗が拡大しているため、群雄割拠の状態だといえよう。今回はそのようなポイントサービスについての調査結果を紹介する。

楽天ポイントは利用率が年々、増加傾向にあり

直近1年間に、どのような店舗・施設・サービスでポイントサービスを利用しましたか?

日常的に利用する施設でポイントを利用するようだ(「マイボイスコム株式会社」調べ)

マイボイスコム株式会社は9,682名を対象にポイントサービスに関する調査を実施した。直近1年間のポイントサービスを利用した施設やサービスを尋ねると、「スーパーマーケット」が66.9%で最も多く、「ドラッグストア」(61.3%)、「コンビニエンスストア」(57.5%)が続いている。基本的には、日常的に利用する施設でポイントを利用することが多いのだろう。

直近1年間に利用した共通ポイントサービスは?

面接における想定質問や回答例などを出力している人も(「マイボイスコム株式会社」調べ)

各種共通ポイントサービスの利用状況についての質問では、最も利用率が高かったのは「楽天ポイント」で73.0%。楽天ポイントはその活用の幅広さから年々、利用者が増えており、いまだに勢いは落ちていないようだ。

一方、「Tポイント」は現状、第2位に位置しているが、利用率は2019年以降、減少傾向にある。元々は大手各社がTポイントと連携していたが、それぞれが独自のポイントサービスをはじめたことなどの理由から、脱退する企業が増加。連携するサービスが減ったことで、ユーザーも少しずつ離れてしまっているのだと考えられる。

ポイントサービスの取り扱いの有無が店選びにも影響

ポイントサービスの利用に関して

多くの人はスマホでポイントアプリを表示することに抵抗はないようだ(「マイボイスコム株式会社」調べ)

ポイントサービスに関する行動で当てはまるものについて聞くと、「なるべくポイントサービスの取り扱い店を選んで利用・購入する」という人が多いことがわかった。ポイントが貯まるかどうかは、店選びでも重要な判断基準の一つになるようだ。同様に「ポイントがたまる支払い方法を選ぶ」という回答も多く、ポイントサービスの普及に比例するかのように年々、増加している。

最後に、各共通ポイントサービスを利用する理由を尋ねた。楽天ポイントユーザーからは「楽天ポイントは、楽天市場をよく利用しているのでよくたまるし、JALのマイルに交換できるから」と、貯まりやすさと、ポイントの用途の充実さが魅力だという声が挙がった。docomoユーザーに人気のdポイントについては「わりと、どこの店でも取り扱っているため、利用しやすい」「携帯料金の支払いで定期的に貯まる」といった意見が寄せられている。

ポイントサービスは還元率がそれほど高いわけではないが、日常的に利用していれば、やがて大きな額になるだろう。決済がお得になるだけでなく、日々の買い物に「ポイントが貯まる」という楽しみが増えるのもメリットの一つかもしれない。

出典元:【MyVoice/PR TIMES
参照元:【MyEL

オトナライフ編集部
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