「どのクレジットカードやQR・バードコード決済が一番人気なのか?」は気になる人も多いのではないだろうか。MMD研究所の調査結果によると、クレジットカードは「楽天カード」、QR・バードコード決済は「PayPay」が圧倒的に使われている。「非接触決済」のランキングについても最新結果をご紹介していこう。
25,000人に調査!日本の決済・金融サービス最新動向
MMD研究所は、2023年7月21日〜7月25日、18歳から69歳の男女25,000人を対象に「2023年7月決済・金融サービスの利用動向調査」を実施した。8月28日に発表された結果によると、クレジットカード部門では「楽天カード」が1位に輝いた。
クレジットカードを「利用している」と回答したのは調査対象者の80.3%。その20,075人に、現在利用しているクレジットカードを尋ねると、楽天カードが54.2%でトップであり、次いで「イオンカード」が22.6%で2位、そして「PayPayカード」が19.0%で3位となっている。
同様に、スマホ所有者22,975人に、「QR・バーコード決済の利用状況」を調査すると、70.3%が「利用」していた。この16,143人に現在どのQR・バーコード決済を利用しているか尋ねた結果、「PayPay」が64.9%と圧倒的1位。「楽天ペイ」が33.1%で2位、3位は「d払い」が28.6%となった。
「カード型の非接触決済」についての調査では、56.6%が「利用している」と回答した。さらに、14,143人のカード型の非接触決済の利用者に、現在どのカード型非接触決済を利用しているか尋ねたところ、1位は「WAON」で35.2%。続いて「Visaのタッチ決済」が26.9%、そして「Suica」の25.1%が続く形となった。
次に、「スマートフォンの非接触決済」の利用者7,722人を対象に、現在利用している非接触決済についての調査も行われた。その結果、1位は「Suica」が32.5%と最も多く、2位は「iD」が21.6%、そして3位は「nanaco」で16.3%という結果になった。
これにより、「WAON」が板カードで、一方で「Suica」がスマホで最も利用されている非接触決済手段である事実が明らかになった。これらの調査結果から、「ドコモ」「au」「PayPay」「楽天」「イオン」の5大経済圏が推進する各種サービスの、今後の展開も注目される。
出典元:【MMD研究所】