イオングループの店舗で使えるキャッシュレス決済であるAEON Pay(以下イオンペイ)。イオンが発行しているクレジットカードや提携している金融機関の銀行口座と紐づけ、チャージなしで支払うことができます。
●AEON Pay公式(イオンペイ)は→こちら
とはいえ、イオンには電子マネー「WAON」も存在しており、全国約124万カ所(2023年7月現在)で利用可能。正直「WAONは使ったことがあるけれど、イオンペイは使ったことが無い」方も多いのでは。
そこで今回はイオンペイの初期設定から支払い方法、WAONポイントの貯め方まで解説します。
イオンペイっていったい何なの?
イオンはイオンペイのほかモバイルWAONでの支払いも可能。なお、これまでイオンには「WAON POINT」と「ときめきポイント」の2種類がありましたが、「WAON POINT」ひとつに集約され、「iAEON」で貯めることができます。
1回あたりの利用限度額は50万円
イオンペイの支払い上限額は1回につき50万円までです。ただし、ポイントを併用して使う場合、ポイントご利用分を除いて50万円(税込)まで利用できます。
イオンペイが使える店は?
イオンペイが使えるお店は、主にイオングループの系列店です。
イオンペイは基本的に「後払い」
先述した通り、イオンペイはチャージなしで利用できます。つまり、「後払い」となります。
スマホ決済サービスには他に先にチャージする「前払い」、決済すると同時に紐づけた銀行口座から引き落としされる「即時支払い」があります。イオンペイは利用後、紐づけたクレジットカードから利用代金として支払うことになります。
なお、後述しますが、イオンペイは銀行口座と紐づけることも可能。その場合はチャージとなるので「前払い」となります。
銀行チャージは幅広く対応
イオンペイは2023年6月から銀行口座との紐づけの対応を開始。これにより、イオンカードを持っていなくてもイオンペイを使えるようになりました。もちろん、支払いによりWAON POINTを貯めることも可能です。
イオンペイでの銀行チャージのやり方は、記事の後半でより詳しく解説します。
登録できるクレジットカードカードは一部のみ
イオンペイに登録できるクレジットカード・デビットカードはイオンマークのついたカードのみ。イオンカードを持っておらず、カードを紐づけたい場合は新たにクレジットカードを発行する必要があります。
なお、イオンカードは全部で50種類以上存在しているため、自身の買い物環境に合わせたベストなカードを選ぶことができます。
イオンペイとWAONの違いとは?
イオンペイもWAONも両方ともキャッシュレス決済サービス。細かく分類すると、イオンペイはスマホ決済サービスですが、WAONは非接触型の電子マネー。現在は両方とも「iAEON」から利用できます。
イオンペイ | WAON | |
決済方法 | QRコード決済 | 電子マネー |
チャージ方法 | イオンのクレジットカード/銀行口座 | 現金/クレジットカード/銀行口座/ポイント/外貨 |
ポイント | WAON POINT | WAON POINT |
リアルカード | なし | あり(WAONカード) |
おサイフケータイ | なし | 利用可能 |
イオンペイとWAONの還元率はどう違うの?
イオンペイもWAONも、ポイント還元率は200円(税込)で1ポイント。しかし、イオングループの対象店舗であれば、会員ならポイント還元率が2倍に。つまり、200円(税込)で2ポイントがもらえるため1%の還元率となります。
一方、WAONはクレジットカードからチャージが可能。このチャージをオートチャージにすると、200円で1ポイントもらえます。つまり、ポイントの二重取りが可能で、チャージしたWAONで支払えばポイント還元率は1.5%に。そのため、ポイント還元率で比較すると、イオンペイよりもWAONがお得といえます。
イオンペイにWAONポイント充当が可能
先述してきた通り、イオンペイはアプリ「iAEON」で使うことのできる決済サービス。iAEONにイオンカードやWAONを紐づけることでこれまで貯めたポイントを支払いに充てることができます。
イオンペイとWAONポイント充当の併用もできるため、支払い分よりポイントが少ない場合は残りをイオンペイで支払うことができます。
イオンペイの利用でもWAONポイントが貯まる
勘違いされやすいのですが、イオンペイとWAONは「無関係のサービス」ではありません。イオンペイの利用でもWAONポイントは貯まります。ただし基本的に紐づいたイオンカードの決済による還元率と同等で、還元率は0.5%~1%となります。
結局イオンペイとWAONはどちらがおすすめなの?
イオンペイとWAON、どちらがおすすめなのか、チャート図にまとめてみました。
イオンペイを使えるように初期設定する方法
イオンペイの初期設定を画像つきで解説します。
iAEONアプリに登録する
まずはiAEIONアプリをインストールします。
iPhoneの場合はApp Storeから、Androidスマホの場合、Google Playからインストールしましょう。
iAEON会員登録が終わったらイオンペイを設定する
会員登録が済んだらイオンペイの設定を行います。
実際にレジでイオンペイを使う方法は?
実際にイオンでイオンペイを利用してみました。イオンペイを利用するには、iAEONトップページ真ん中下の「会員コード」→「イオンペイ」に進みます。
イオンペイに銀行口座からチャージする方法
銀行口座との紐づけは以下の手順で行います。なお筆者が検証した限り、イオンペイのチャージ画面のスクリーンショットは仕様上不可でした。アプリ側で制限されていると見られます。
そのため端末画面そのものを撮影しており、若干見にくいかもしれませんがご了承ください。
まず iAEONを開き、「会員コード」→「イオンペイ」に進みます。
その後、取引規定画面を確認し、規約に同意します。画面の指示に従い、銀行口座を登録して完了です。
まとめ
筆者は数年前からイオンカードを所持していましたが、今回はじめてiAEIONアプリをインストールし、イオンペイを使うためにイオンカードと紐づけたところ、1万9,000ポイント以上貯まっていて驚きました。イオンペイは、これまで使う機会のなかったWAON POINTを積極的に使う手段のひとつともいえそうです。
「キャンペーンでイオンカードを作ったけど持て余している」「イオンでキャッシュレス決済をしたけどどの支払い方法がお得か分からない」といった方はぜひイオンペイを使ってみてはどうでしょうか。