東京都では9月1日から、都内在住の18歳以下の子どもに対して、一人当たり月額5,000円を支給する子ども・子育て支援「018(ゼロイチハチ)サポート」の申請受付を開始した。「学びなど子どもの育ちを切れ目なくサポートし、『子育てのしやすい東京』を実現」するための施策であり、「すべての子どもたち」の成長を支えていくため、所得制限は設けていない点が特徴だ。
「月額5,000円支援策」受付開始でアクセス集中予想、申請そのものはスマホでも可能
同施策の対象となるのは、都内在住(原則2023年度中に都内に住所を有する又は有していた)で、2005年4月2日から2024年3月1日までに生まれた、0歳~18歳の方。対象者が18歳以下の場合は保護者などが申請することで、子ども一人当たり月額5,000円(年間最大60,000円)が支給される。ただし、国や自治体による支援策の多くの例に漏れず、支給には申請が必要なので、くれぐれも忘れないようにしたい。
申請はスマホや、PCなどオンラインで行える。事前に申請者の本人確認などの書類(マイナンバーカードあるいは運転免許証、パスポートの他、健康保険証など)を用意しておこう。018サポートのホームページにアクセスしてユーザー登録を行った後、上記の書類をスマホのカメラで撮影・アップロードし、受取口座の情報を入力すれば完了となる。
申請完了後は、マイページで申請内容の確認や審査状況の確認を行うことも可能だ。なお、申請受付の開始当初はアクセスが集中して、時間がかかる可能性も高い。しばらく時間を空けてからアクセスするのがオススメだ。
12月15日までの申請分は来年1月に一括支給。018サポートを騙る詐欺にもご注意を
オンライン申請ができない場合、郵送での申請も受け付けている。その場合は、専用の申請書類が必要となるため、コールセンターに電話することになる。
支給は先着順ではなく、2023年12月15日までに申請を受けた分については、2024年1月に一括で支給される予定。12月16日以降についても引き続け申請を受け付け、支給は別途行うとしている。
また、東京都では、018サポートに便乗した詐欺等の発生にも注意を呼び掛けている。東京都や市区町村の職員が連絡して「支給のために、ATMの操作や手数料の振込をお願いする」「銀行口座の暗証番号を聞く」「クジレットカードの番号や暗証番号を聞く」といったことは決してないので、十分に注意してほしい。
※サムネイル画像は(Image:「東京都福祉局」(PDF)より引用)