スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど多種多様のお店で使用できる“スマホ決済サービス”。クレジットカードより簡単に活用できることもあり、年代問わず、多くの人が利用しています。さまざまなスマホ決済サービスが存在しますが、最も満足度が高いのは一体、どのサービスなのでしょうか。今回は9月1日に公開された「『スマホ決済サービス』についての満足度調査」をご紹介します。
最もよく利用するスマホ決済サービスは「モバイルSuica」
顧客満足度調査を実施している株式会社oricon MEは、18~84歳の男女4396人を対象に“満足度の高い「スマホ決済サービス」”をリサーチ。その結果、最もよく利用しているスマホ決済サービスは「モバイルSuica」が72.7点を獲得し、2020年の調査開始から初の総合1位に輝きました。ついで2位が「PayPay」の72.4点、3位が「楽天ペイ」の72.1点と続いています。
「モバイルSuica」総合1位の理由は“使いやすさ”!
モバイルSuicaは、6つの評価項目のうち、「決済のしやすさ」「アプリの使いやすさ」で1位になっています。また、男女別ランキングでも、男女ともにモバイルSuicaが満足度1位を獲得。
利用者からは「お会計が楽。カードのSuicaを元々使っていましたが、同じように使えるのではじめるのも楽でした」「手軽で使いやすく、単純なシステムも利便性の高さとして納得しています」「スマホだけでチャージできる。金額を指定してチャージできる」との声が寄せられました。スマホ決済は、簡単に使えて利便性が高いものが重宝されているのかもしれません。
年代別で見ると、10~20代、30代、40代では「PayPay」が満足度1位に! 50代と60代以上でも、それぞれ2位にランクインしているため、PayPayは全世代を通して普及しており、とくに若い世代の間で人気を博していることがうかがえます。
給与デジタル払いの利用検討者はわずか16%
同調査では、学生や会社員、フリーランスなどを対象に「給与デジタル払いの利用意向」についても尋ねています。その結果、「利用したい」「どちらかというと利用したい」の2つを合わせて16%になりました。
低い割合となった理由として、「通信障害」(29%)や「現金化の方法」(24%)への不安が高い割合を占めています。また、他のスマホ決済サービスとの併用しづらいことや、サービス障害への不安も要因に。スマホ決済サービスの利用者の84%が、給与デジタル払いに消極的なのは、システムへの信頼性や利用の柔軟性に関連していることがわかります。スマホ決済サービスは利用者が増加しているとはいえ、給与は大きなお金が入金されるため不安に感じているのかもしれません。
スマホ決済サービスを“災害時の備え”と考える人は少ない傾向に
さらに、9月1日の防災の日に際して「災害への備えとして大事だと思うこと」を尋ねたところ、「モバイルバッテリーの携帯」が56%と最も多く、ついで「防災セット」が55%、「最寄りの避難先の確認」が54%と続きました。一方、「スマホ決済アプリのチャージ」(16%)や、「複数のスマホ決済アプリへの登録」(9%)を大事に思う人は少ない結果に。スマホ決済サービスは機種やアプリ、設定によってはバッテリーが切れても利用可能ですが、災害時の備えとして考える人は少ないようです。
「どのスマホ決済サービスを使えばいいのかわからない」と悩んでいる人は、今回の調査結果をぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。
出典元:【オリコン株式会社/PR TIMES】
●「モバイルSuica」公式サイトは→こちら