Apple Card(アップルカード)の利用が開始! 投資や仮想通貨の支払いには使えない?

今、Appleファンの間で話題となっているApple公式のクレカ「Apple Card」だが、米国ではついに2019年8月6日から一部ユーザーの間で利用が開始された。果たして「Apple Card」とはどんなものなのか? ここでは最新の「Apple Card」情報をお届けしよう。

Appleでの利用なら3%のキャッシュバック!

(Image:apple.com)

 日本でもAppleファンの間で話題となっているのが、iPhoneで使えるバーチャルクレカ「Apple Card」だ。米国では8月中旬から一般ユーザーが使えるようになる予定だが、一足先に2019年8月6日から一部のユーザーのみ「Apple Card」の利用が開始されている。
 そもそも「Apple Card」は、Appleがゴールドマンサックスやマスターカードと提携して発行するクレカ。年会費や手数料は無料となっている。申請すればチタン製リアルカードも入手できるが、基本的には、iPhoneの「Wallet」にカード情報を登録して利用するバーチャルクレカとなっている。利用できる端末のiOSバージョンは12.4以上で、決済の認証にTouch IDかFace IDを使えるiPhoneやiPadが条件となっている。
 また「Apple Card」で買い物をするとキャッシュバックも受け取れるが、Apple Storeなどで買い物をすると3%、Apple Payでの支払いは2%、リアルカードでの支払いは1%となっている。

(Image:apple.com)

「Apple Card」はiPhoneでバーチャルカードとして使うことで2~3%のキャッシュバックを受けられる。買い物の管理はiPhone上で管理できるのも便利だ

(Image:apple.com)

チタン製のリアルカードも入手可能。通常のクレカのようにカード番号や有効期限などは刻印されていないのが凄い。ただし、リアルカードのキャッシュバックは1%となるので要注意

(Image:apple.com)

米国Apple公式サイトでは「Apple Card」の機能や申請手順を解説したページが公開されている

「Apple Card」は仮想通貨やギャンブルには使えない!

「Apple Card」の面白いところは、申し込んだ数分後には「Wallet」アプリで利用できるバーチャルカードであること。何日もリアルカードの到着を待たなくていいのだ。また、カード番号はデバイスごとに付与され、Touch IDやFace IDで認証すれば決済できるようになっている。さらに、1~3%のキャッシュバックは、支払いのたびに毎日行われ、QRコード決済のOOPayのような上限金額がないのもうれしいポイントである。
 さて、ゴールドマンサックスも参加する「Apple Card」なので、投資や仮想通貨などの対応も期待されるが、実は利用規約には仮想通貨はもちろんトラベラーズチェック、宝くじ、カジノのチップなどの支払いには利用できないと明記されている。ちょっと残念な気もするが、クレカとして普通に使えばいいだろう。

●Apple Card(米国公式)は→こちら

文=塚本康裕/フリーライター

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