コロナ禍で働き方に変化が生じるなど、さまざまな要因から日本のフリーランス人口は増加傾向にあるようです。株式会社日本デザインが運営するゼロイチWEBデザインスクール「デザスク」は、年収1,000万円以上のフリーランス100名を対象に「フリーランスの年収に関する実態調査」を実施。その結果を見ていきましょう。
フリーランス転身後5年以内に年収1,000万円を超えた人は約6割
同調査では、「フリーランスに転身してからどのくらいの期間で年収1,000万円を超えましたか」と質問。最も多かった回答は「3年以内」の40%で、2位が「5年以内」の19.0%でした。続いて、3位が「10年以内」の8.0%、4位が同率で「7年以内」と「15年以内」の6.0%となっています。約6割の人が5年以内で、年収1,000万円を超えたと回答しており、フリーランスで高収入を得る人は、比較的早い段階で軌道に乗っているということがわかりました。
優先して取り組んだのは「専門スキルのスキルアップ」
続いて「年収1,000万円を超えるために優先して取り組んだこと」を尋ねたところ、「専門スキルのスキルアップ」が60.0%で、圧倒的1位という結果になりました。ついで2位は、「クライアントから信頼を得るための実績(ポートフォリオ)作り」の22.0%、3位が「専門スキル以外のスキルアップ」の21.0%、4位が「自己ブランディングやオンラインプレゼンスの強化」の13.0%、5位が「高額なクライアントやプロジェクト獲得に向け、営業の強化」の12.9%という結果に。
まずは、自分の専門分野のスキルを磨き、そこで信用を勝ち取っていくというのが、高収入を得るための近道なのかもしれません。
「年収1,000万円を超えるまでにどの程度、苦労したか」の問いには、「かなり苦労した」が23.0%、「やや苦労した」が32.0%で、半数以上の人が苦労したと回答。
一方で、「あまり苦労しなかった」が29.0%、「まったく苦労しなかった」が11.0%と、苦労せずに年収1,000万円に辿り着いたという人が約4割もいることもわかりました。そもそも、優れた才能を持っているからこそ、自身の実力のみで高収入を実現していけるということなのでしょうか。
クライアントとの継続的で安定した関係が高収入につながる
先ほどの質問で、「かなり苦労した」「やや苦労した」と回答した人を対象に、「どのような苦労をしましたか」と尋ねると、「人脈づくりや商談機会の確保」という回答が52.7%で1位に。
2位が「安定した案件の確保」の47.3%、3位が「継続可能なクライアント関係の構築」の34.5%と続きました。クライアントとの信頼関係を築き、安定した取引を続けていく努力をすることが、結果として収入につながっていくようです。
8割以上の人がスクールに通うことなく独立
「フリーランスとして独立するためにスクールに通っていた経験はありますか」との質問では、「ある」と回答した人が16.0%、反対に「ない」と回答した人が84.0%でした。大多数の人は現在のスキルで実現可能な事業を計画し、フリーランスの世界でスキルや実績を積み上げているのかもしれません。
なお、「フリーランスとして独立するためにスクールに通ったことがある」と回答した人を対象に「スクール選びで重視したポイント」についても質問。その結果、最も多かった回答は「現役で活躍されている方が講師である」の68.7%でした。
ついで、2位が「専門的なスキル以外も習得できる」の43.8%、3位が「卒業生の実績や経歴」の25.0%となっています。成功のモデルケースから学び、そのノウハウを体感することで、目標設定がさらに現実的になり、やりがいが生まれるのかもしれませんね。
年収1,000万円を超え、フリーランスとして成功しているであろう人たちからの回答は、“現在フリーランスで仕事を行なっている”や、“これから転身しようと考えている人”にとって非常に参考になるのではないでしょうか。
出典元:【株式会社日本デザイン】
出典元:【株式会社日本デザイン/PR TIMES】