貯金額の総額は? 1位「100万円未満」一方、2位「3,000万円以上」格差明確に 【LENDEX調べ】

人生100年時代。元気に働ける間はずっと働いていたいという人も、仕事を離れてのんびり老後を楽しみたいという人も、やはり心配なのが「お金」のこと。円安による物価高騰など家計に厳しいニュースも多い中、自分の資産は自分で築き守っていく必要性がますます高まっているが、他の人たちはどのくらい貯金をして、どのくらい資産を持っているのだろう……?

貯金額・資産額とも、上位と下位の差がくっきりと表れた形に

調査人数1,120人のうち、4人に1人は資産総額3,000万円以上!(「株式会社LENDEX」調べ)

ソーシャルレンディングサービスを提供するLENDEXは、20代~50代の男性を対象に行った「貯金額と投資」に関する調査結果を発表した。それによれば、現在の貯金額の総額は、「100万円未満」との回答が22.5%で最多。2位は「3,000万円以上」(15.2%)となった。貯金額が最も少ない層と、最も多い層とで1位2位をわけ合う結果に。20代~50代と年齢層の幅が広く、当然、収入にも差があるとはいえ、近年よく言われるように、貧富の差が広がっていることがうかがえる。

毎月の貯金額1位は「3万円未満」(「株式会社LENDEX」調べ)

毎月の貯金額についてもたずねたところ、1位は「3万円未満」で43.3%。以下「5万円~10万円未満」(18.0%)、「3万円~5万円未満」と続いた。「30万円以上」と答えた人が6.9%もいたことは驚きだが、額は少なくてもコツコツ貯めていくことが大切。無理なく続けるため、定期的に自身の支出を見直すことも重要だろう。

多い? 少ない? NISAやiDeCoを行っている人は約半分

貯金ではなく「株式」や「土地」などの資産については、「3,000万円以上」という回答が最も多く、25.5%に上った。2位は「100万円未満」の19.9%。こちらも貯金学同様、両極端にわかれた結果となった。

NISAやiDeCoを行っているのは約半数。NISAの人気が高いようだ(「株式会社LENDEX」調べ)

手軽にはじめられる資産運用として、人気の高い「NISA」や「iDeCo」だが、今回の調査では半数以上の53.2%が「どちらも行っていない」と回答。「NISAとiDeCoのどちらも投資している」は14.6%だった。また、「NISAのみ」の人は24.9%、「iDeCoのみ」の人は7.3%という結果に。これらをはじめた、きっかけとしては「老後の資産を増やすため」のほか、「利益や配当金が非課税になるため」「税制優遇措置があるから」などの回答が多く挙げられたようだ。

NISAが2024年から少額投資の「つみたてNISA」と一本化され、恒久化&非課税枠が拡大されることも、6割以上の人が「知っている」と回答。今回の報告では「投資をはじめることで、税制優遇などの情報も能動的に収集する可能性が高くなると考えられる」としている。老後を豊かに過ごすためにも、時代やトレンドに合わせて、一次情報を収集し、自身の投資に役立てることが大切になるのだろう。

なお「1回のランチに使う予算の平均額」をたずねたところ、「500円~1,000円未満」という回答が39.2%で1位となった。2位「費用はかけない(弁当持参など)」(26.1%)、3位「ワンコイン未満(500円未満)」(22.6%)と合わせて全体の約8割が、昼食代は切り詰めている様子。貯金額や資産額では格差が明確にわかれたものの、働く男性にとって、この点だけはかなり“平等”が広がっているようだ。

出典元:【株式会社LENDEX/PR TIMES

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