三井住友カード「Vポイント」のポイント交換先は何がベスト?使い道や交換方法

VポイントとTポイントは2024年春に統合し、新たな「Vポイント」として生まれ変わります。クレジットカードの三井住友カードの利用で貯められる「Vポイント」。2024年春には、TSUTAYAをはじめとする提携先でのお買い物で貯められたTポイントと統合し、新たなVポイントとして生まれ変わる予定です。

三井住友カード「Vポイント」のポイント交換先は何がベスト?使い道や交換方法1

2024年春に統合されるVポイントとTポイント。名称は「Vポイント」に統合され、Tポイント提携先でもVポイントが貯められるようになります (画像は三井住友カード公式サイトより引用)

とはいえ知名度の高いTポイントと比較し、2020年6月に旧ポイントプログラムの「ワールドプレゼント」からリニューアルしたVポイントの歴史は3年ほど。Tポイントと比べ、Vポイントはそもそも「何に使えるのか」「ポイント交換先には何があるのか」を知らない方も多いでしょう。

三井住友カード「Vポイント」のポイント交換先は何がベスト?使い道や交換方法2

もっともVポイントは、Tポイントとの統合発表によりポイント経済圏で急速に存在感を増しています。様々なキャンペーンやプロモーションで「Vポイントギフトコード」を受け取ったことがある方も多いのでは?

参考元:X「三井住友銀行 公式(ミドすけ)」

そこで今回は、Vポイントのポイント交換先や使い道、交換方法について解説します。

Vポイントとは?

2024年春にリニューアルするVポイントですが、まずは2023年9月時点の概要を簡単に紹介します。

Vポイントとは?

Vポイントは、三井住友フィナンシャルグループが発行するポイントサービス。もとは三井住友カードの「ワールドプレゼント」というポイントプログラムでしたが、2020年6月に三井住友銀行の「SMBCポイント」と統一され、「Vポイント」となりました。さらに前述の通り、2024年春にはTポイントと正式に統合し、新たなVポイントにリニューアルします (画像は三井住友カード公式サイトより引用)

なおポイント還元率は0.5%で、200円の利用につき1ポイントが貯まります。Vポイントは、クレジットカードのお支払い金額へのキャッシュバック(充当)のほか、景品や他社ポイント・マイレージへの交換等にも利用できます。

1ポイント=1円で利用可能

Vポイントは「1ポイント=1円」で利用が可能。後述しますが、使い道としてはマイルとの交換もおすすめです。たとえばソラシドエアは、マイルとの交換レートが1ポイント=2マイルなので、非常に良い条件で利用できます。

Vポイントの基本的な使い方

今回は主にVポイントの「ポイント交換先」を紹介しますが、前提としてVポイントはクレジットカードの請求額に充当したり、チャージして普通にお店で利用したりも可能です。

ポイントを他社ポイントなどに交換しない場合、筆者がおすすめする用途は以下の3通りです。これ以外の用途で使いたい場合は、後述する商品にポイント交換すると良いでしょう。

クレジットカードの 支払い

基本的な使い道は、Vポイントアプリにチャージして使う、クレジットカードに支払う、Vポイント投資の3通りです

Vポイントアプリにチャージして街のお店で使う

Vポイントは1ポイント=1円として、Vポイントアプリにチャージして街のお店でお買い物に使うことが可能。実店舗では「VISAタッチ決済加盟店」か「iD加盟店」でスマホ決済として使えます。スマホをかざして決済するので、VISAタッチまたはiDでの非接触決済に対応しているお店が条件です。また、ネットショッピングでも利用可能です。

実際に利用可能なお店の一覧は、後半で紹介します。

クレジットカードの請求額に充当する

貯まったVポイントは、クレジットカードの支払に充てることが可能です。

クレジットカードの請求額に充当する1

Vポイントは、1ポイント1円としてレジットカード請求時の支払いに充当できます。Vポイントカードを支払いに利用したい場合、カード会員サイト「Vpass」にログインし、使いたいポイント数を指定すれば翌月請求時に自動的に充当されます(画像は三井住友カード公式サイトより引用)

Vポイント投資(SBI証券での投資信託購入)

Vポイントで投資信託を購入できます。

Vポイント投資(SBI証券での投資信託購入)

SBI証券では、口座開設や投資信託などの取引によってVポイントが貯まる「SBI証券Vポイントサービス」を行っています。三井住友カードの利用で貯めたVポイントも1ポイント1円として投資信託の購入に利用可能です(画像は三井住友カード公式サイトより引用)

Vポイントのポイント交換先や交換可能なもの一覧

1ポイント1円としてVポイントアプリにチャージするのではなく、他社のポイントなどに交換できます。その場合の主な交換先は以下の通りです。

景品

景品

Vポイント景品カタログの中から、貯めたVポイントに応じて家電や食品、日用品などの景品に交換できます。景品への交換は、Webまたは電話から申し込み可能です

参照元:Vポイント景品カタログ2023(PDF)

オンラインギフトコード

Vポイントは、すぐにネットで利用できるオンラインギフトコード(デジタルクーポン)にも交換できます。オンラインギフトカードへの交換に必要な最低ポイント数と交換可能なギフトカードの種類は以下の通りです。

移行先 最低必要ポイント 移行先ポイント
Amazonギフト券 500ポイント 400円分
Apple Gift Card
Google Playギフトコード
自治体ポイント

郵送で届くタイプのギフト券

郵送で届く物理タイプのギフト券にも交換可能です。交換したギフト券をプレゼントするなどの使い道もあります。以下の種類に交換可能です。

ギフト券の種類 最低必要ポイント ギフト券の金額
Amazonギフト券 500ポイント 400円
スターバックスカード 400円
タリーズカード 1,250ポイント 1,000円分
QUOカード 1,500ポイント
マックカード
ジェフグルメカード
すかいらーくグループご優待券
図書カードNEXT 2,000ポイント 1,500円分
VJAギフトカード 5,500ポイント 5,000円分
10,500ポイント 10,000円分
15,500ポイント 15,000円分
20,500ポイント 20,000円分

他社のポイントに交換

楽天ポイントなど他社のポイントに交換できます。ただし他社ポイントに交換する場合、交換レートによっては「Vポイントのまま使う」よりも損するため注意が必要です。具体的なレートについては、後で一覧でご紹介します。

マイルに交換

Vポイントを航空会社のマイルに交換できます。マイルへの交換先として、ANA VISAカードが存在することから「ANAマイル」はもちろん、ソラシドエアのマイルにも交換可能。詳しくは後述しますが、交換レートとしてはソラシドエアへの交換がお得です。

【詳細】 Vポイントの他社ポイントとの交換レート一覧

Vポイントはdポイントや楽天ポイントといったスマホ決済アプリで使えるポイントのほか、WAONポイントやnanacoポイントといった電子マネーに交換可能。先述したようにギフトカードにも交換できます。

交換レート一覧は以下の通りです。

【詳細】 Vポイントの他社ポイントとの交換レート一覧

外部ポイントへの交換は多くの場合で1ポイント→0.8ポイントと交換することで20%ほど損します。同等で交換できるSuicaや1ポイントが2マイルになるソラシドエアなどがねらい目です。またTポイントは先述した通り、2024年春に新Vポイントに統一予定です

【詳細】Vポイントのマイルへの交換について

先に触れたように、Vポイントはマイルへの交換も非常におすすめ。「ANA VISAカード/ANAマスターカード」、「ANA銀聯カード」を保有しているなら、ANAマイルへの交換を検討する価値は十分にあります。上記のクレジットカードを保有していない場合は、ソラシドエアのマイル交換を検討すると良いでしょう。

ANAマイルへの交換レートと交換方法

ANAマイルへの交換をする場合、「ANA VISAカード/ANAマスターカードなどのクレジットカードを保有しているか」と「カードのステータス」で交換レートが大きく違います。スーパーフライヤーズなどを保有している場合は、特に好条件でマイルの交換が可能です。

ANAマイルへの交換レートと交換方法

もちろんANAカードの利用でもVポイントが貯まります。200円につき1ポイントが付与されますが、マイルへの交換レートはカードの種類により異なり、プラチナ会員の方は1ポイント→3マイル、ゴールド会員の方は1ポイント→2マイルと高いレートでの交換が可能です (画像は三井住友カード公式サイトより引用)

ANAマイレージに交換する方法には、「応募方式」と「自動方式」の2種類があり、「応募方式」はWebから申し込み可能。自動方式なら、一度登録すれば次回から毎月自動的にANAマイレージに移行されます。

ソラシドエアのマイル交換は1ポイントで2マイル

Vポイントの交換でよりお得なのがソラシドエアのマイルへ交換することです。先述したように、ソラシドエアのマイルへ交換する場合のVポイントレートは1ポイント=2マイル。非常に高い還元率なので、飛行機によく乗る方などにおすすめです。

【詳細】Vポイントが使えるお店一覧

ここまで解説してきた通り、他社ポイントやマイルと交換する場合はやはり「レート」が重要。逆に言えば良いレートで他社ポイントと交換できないならば、交換せずにVポイントアプリにチャージしてお店で使う方が賢い使い方です。

Vポイントは、以下のお店で利用できます。

コンビニ

VISAタッチ決済が使える以下のコンビニで利用可能です。

Vポイントが利用できるコンビニ一覧
セブン-イレブン セイコーマート
ローソン アズナス
ファミリーマート 生活彩家
ミニストップ ポプラ

スーパー

VISAタッチ決済が利用できるスーパーでもVポイントを利用できます。

Vポイントが利用できるスーパー一覧
イオン 北海市場
イトーヨーカドー マルナカ
エブリイ 万代
成城石井 ヨークフーズ
ザ・ビッグ ヨークベニマル
マックスバリュ ライフ
ダイエー OdakyuOX
業務スーパー カスミ
カウボーイ ジェイ・アール生鮮市場
カネスエ 食鮮館タイヨー
ジェーソン スーパーマルハチ
バロー 全日食チェーン
フタバヤ ハーツ
Peacock Store ベルク
まいばすけっと マルエツ
マルマンストア ユーコープ
ヨークプライス ヨークマート
新鮮激安市場  

飲食店

VポイントはVISAタッチ決済が使える以下の飲食店でも利用できます。

Vポイントが利用できる飲食店一覧
ガスト サイゼリヤ
餃子の王将 ジョナサン
ココス しゃぶ葉
サンマルクカフェ すき家
ジョリーパスタ スターバックス
スシロー タリーズコーヒー
ドトール なか卯
バーミヤン はま寿司
日高屋 マクドナルド
丸亀製麺 モスバーガー
ほっかほっか亭 藍屋
ロイヤルホスト エクセルシオール カフェ
かっぱ寿司 牛庵
久兵衛屋 熟成焼肉いちばん
銀座ルノアール 宝島
華屋与兵衛 ハブ
ビッグボーイ モリバコーヒー
夢庵 ヴィクトリアステーション
エルトリート その他すかいらーくグループ飲食店

ドラッグストア

VISAタッチ決済が使える以下のドラッグストアで利用できます。

Vポイントが使えるドラッグストア一覧
ウエルシア サツドラ
セイムス サンドラッグ
そうごう薬局 スギヤマ
スギ薬局 ドラッグストア セキ
サンキュードラッグ ミネドラッグ
キリン堂 ゲンキー
アイン薬局 コクミンドラッグ
カワチ トモズ
クスリのアオキ V・ドラッグ
COSMETICS AND MEDICAL 薬王堂

小売店

VポイントはVタッチ決済が利用できる以下の小売店でも利用可能です。

Vポイントが使える小売店一覧
アベイル ダイソー
バースデイ Can☆Do
しまむら 東急ハンズ
ケーズデンキ ヒマラヤ
郵便局 PLANT
グッデイ ペットフォレスト
ブックファースト シャンブル
文教堂 ディバロ
ホームセンターバロー ラオックス
コカ・コーラ  

デパート・ショッピングセンター

Vタッチ決済が使えるデパート・ショッピングセンターでも使えます。

Vポイントが使えるデパート・ショッピングセンター一覧
イオンモール 六本木ヒルズ
表参道ヒルズ iiyo!!(イーヨ!!)
京王百貨店 オーパ
渋谷ヒカリエ クリスタ長堀
ソラマチ サッポロファクトリー
新丸ビル 常盤橋タワー
東京ドームシティ 東京ビルTOKIA
なんばwalk 二重橋スクエア
ビブレ フォーラス
マルイ Whity梅田
丸の内テラス リンクス梅田
丸の内ブリックスクエア 丸の内オアゾ
丸ビル 横浜ポルタ
ラフォーレ原宿  

VポイントをGoogle PayやApple Pay経由で利用するのもおすすめ

Vポイントを交換すると一部を除きレートが下がるため、やはりGoogle PayやApple Pay経由でそのまま利用するほうがお得。スマートフォンがNFCに対応していることが前提ですが、Vポイントアプリを設定しておけばいつでも貯まったVポイントをチャージできます。

VポイントをGoogle PayやApple Pay経由で利用するのもおすすめ1

Vポイントを利用するには、まずVポイントアプリから残高チャージします。使い方は【1】①Vポイントアプリで「移行」をタップ後、【2】②「(契約)番号をコピーして移行する」をタップします

VポイントをGoogle PayやApple Pay経由で利用するのもおすすめ2

画面の指示に従って、チャージしたいポイント数を入力し、先ほどコピーした契約番号を貼り付けて決定を押すと【3】申し込み完了です。【4】残高として反映されていれば、Google PayやApple Pay経由で利用できます

Vポイントを実際にコンビニで利用してみた

実際にコンビニで利用するには、Google PayまたはApple Payなどの設定が必要です。あらかじめスマートフォンでオンライン決済ができるように設定しておきましょう。

Vポイントを実際にコンビニで利用してみた1

【1】利用する場合は支払い前にVポイントアプリを開き、「Google Payを設定・確認」をタップ。【2】「GPay」をタップします

Vポイントを実際にコンビニで利用してみた 2

【3】上部の「タッチ決済」を選択すると、【4】バーチャルカードが表示されるので選択し、「リーダーにかざす」と表示された画面をレジ横の読み取り端末(リーダー)にかざせばOKです

まとめ

2024年春にTポイントと統合し、経済圏を拡大させている三井住友カードのVポイント。多くの商品と交換可能ですが、ソラシドエアのマイルなど一部を除いては、交換レートが低いため損する可能性も。

そのため実は、VポイントアプリにチャージしてVポイントと同等で利用できるGoogle PayやApple Pay経由で使うほうがお得です。VポイントはVタッチ決済が利用できる店舗は多く、様々なお店でVポイントが利用できるので賢く使いましょう。

オトナライフ編集部
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