支払方法で現金派とキャッシュレス派の割合はどうなっているのだろうか。モデル百貨が調査を実施したところ、現金派38.9%に対しキャッシュレス派は61.1%という結果だった。また、財布内の所持している現金はキャッシュレス派の方が1,722円多かったり、毎月の貯金額もキャッシュレス派の方が多いという興味深いものだった。
現金派38.9%に対しキャッシュレス派は61.1%
みなさんはレジで支払いをする際に現金を使うだろうか、それともクレカやQRコード決済などのキャッシュレス決済だろうか。(株)モデル百貨が支払方法についてのアンケートを、20代以上の男女1000人を対象に行ったところ、現金派38.9%に対しキャッシュレス派は61.1%という結果だった。
やはり支払いがスピーディでポイントが貯まるというメリットや、コロナ禍でより敬遠されるようになった現金のやり取りを控えたいといった理由によってキャッシュレス派の方が現金派より多いのではと推測される。
年代別で見ると意外にそこまで大きな差はなく、さらに意外なのは一番キャッシュレス派が多いのが50代で64.5%なのに対し、一番キャッシュレス派が少ない20代で58.5%だった。年代が上がるにつれて現金派が増えるのかと思ったが、そういうわけでもないようだ。
財布内にある現金も、貯金額もキャッシュレス派の方が多い不思議
筆者の友人に、キャッシュレスのメリットは十分理解していて自分も使いたい気持ちはあるが、お金を使った感覚を感じにくい分無制限に使ってしまいそうで踏み切れないといっている人がいる。だが、そのような友人にぜひ伝えたいデータがある。
毎月貯金する額の平均を調べたところ、現金派が23,918円でキャッシュレス派が31,470円とキャッシュレス派の方が多いのだ。年代別で見ると40代では10,000円ほどの開きがあり、現金派がお金を払った感覚をしっかり感じて買い物しつつ堅実にお金を貯めているというわけではないようだ。また、財布に入れている現金の平均に関しては、現金派が12,677円でキャッシュレス派が14,449円と、キャッシュレス派が1,772円多いというおもしろい結果だった。
キャッシュレス派がメインで使っているのはクレジットカードが1番多く、次がQRコード決済で、20代はクレカよりQRコード決済の利用者の方が多い。海外でもキャッシュレス決済が主流になっていることから海外ブランドの財布が小型化していたり、現金を使う場面が少ないキャッシュレス派はスマホで決済し、クレカや免許証をスマホケースに入れて外出時の荷物を最小限にして財布を持たなかったりで、財布字体の存在感も薄れている印象だ。
だが、お年玉やお小遣いに関しては現金派もキャッシュレス派も半数以上が現金と答えており、子どものうちは現金でお金の管理を学んでほしいという声があがっていた。支払いとは“お金のやりとり”なだけに、現金支払いには教育的意味合いからもこれからも残り続けるだろう。
出典元:【MoneyGeek】