「クレジットカード」5枚以上持つ人は意外に多い! 使い分ける理由は?

普段の買い物などで、クレジットカードを利用している人は多いはず。では、どこのブランドやカードが人気を博しているのでしょうか。株式会社サザンダイアが運営する金融情報メディア「SMCマネーガイド」では、これまでクレジットカードやカードローンを利用した経験のある男女722名を対象に、「クレジットカードの利用実態に関するアンケート調査」を実施。発行したブランドやカード会社などについて質問していました。

最も選ばれている国際ブランドは「VISA」

クレジットカードの国際ブランドで、最も多くの人が選んだのは「VISA」で、半数以上となる51.4%でした(SMCマネーガイド調べ)

まずは、「発行したクレジットカードの国際ブランド」について質問しています。結果を見てみると、「VISA」と回答した人が最も多く、半数以上となる51.4%でした。次いで2位が「JCB」の26.6%、3位が「Mastercard」の14.8%、4位が「American Express」の4.2%となっています。

そもそも、日本国内でのシェア率が最も高いVISAカード。国内だけでなく、海外でも使える店舗が多く、海外旅行でも安心というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。

発行したクレジットカード、第1位は「楽天カード」

発行した人が最も多かったのは「楽天カード」、2位は「三井住友カードでした(SMCマネーガイド調べ)

次に、「発行したクレジットカード」の種類をたずねました。すると、最も多かったのは「楽天カード」で19.7%でした。楽天カードは2022年の調査でも1位だったそうです。ついで、2位が「三井住友カード」の13.3%、3位が「PayPayカード」の10.0%、4位が「エポスカード」の4.7%となっています。

1位の「楽天カード」は、ECサイトの「楽天市場」で買い物する際に利用したり、楽天ペイでの支払いと連携したりすることで、ポイントの還元率がアップするのも魅力のひとつです。また、2位の「三井住友カード」は銀行系のカードであることの安心感に加え、カードの種類によって異なるさまざまなサービスが充実している点も人気の理由かもしれません。

選ぶ基準は“年会費やポイント還元率によるお得感”

「クレジットカードを選ぶ理由」で最も多かった回答は「年会費が無料・安かったから」で、ランニングコストの削減を重視する人が多いことがわかります(SMCマネーガイド調べ)

「申し込みしたクレジットカードを選んだ理由」をたずねると、最も多かった回答は「年会費が無料・安かったから」で63.2%でした。物価上昇が続き、少しでも家計への負担を減らしたい、という人も多いのでしょう。半数以上の人がランニングコストの削減を重視しているようです。

ついで、2位が「ポイントが高還元率・溜まりやすいから」の48.2%、3位は「入会特典がお得だったから」となっています。クレジットカードを利用し貯めたポイントで安く買い物ができたり、特典が得られたりするというお得感が理由になっているようです。

クレジットカード利用額の月平均は約2割が「5~10万円」

クレジットカード利用額の月平均では「5~10万円」と回答した人が最も多いという結果でした(SMCマネーガイド調べ)

「クレジットカードを毎月平均いくら利用しているか」たずねると、最も多かったのは「5~10万円」で18.6%、2位が「3~5万円」で16.9%、僅差の3位が「10~20万円」で16.8%、4位が「1~2万円」で13.9%、5位が「2~3万円」で10.0%でした。

また、4.4%だった「20万円以上」よりも、9.7%の「0~5000円」のほうが多く、タッチ決済利用時やネットショップなどでの買い物に利用しているのではないかと推察されます。最も多かった「5~10万円」という回答の中には、光熱費や公共料金などもまとめてクレジットカードで支払っているケースも含まれているのかもしれません。

全体の4人に1人は、クレジットカードを「5枚以上」所有

現在、持っているクレジットカードの枚数で最も多かったのは「5枚以上」の25.8%。特典やポイントを使いわけて利用しているという人は意外と多いようです(SMCマネーガイド調べ)

「現在、持っているクレジットカードの枚数」を尋ねると、「5枚以上」と回答した人が最も多く、25.8%でした。ついで2位が「3枚」の21.1%、同率で3位が「1枚」と「2枚」で19.7%、5位が「4枚」で13.9%という結果になっています。

カードによって異なるポイントや、サービスをそれぞれ受けるためには、複数枚のクレジットカードを利用する必要があります。使い方を工夫すればお得に買い物ができるのであれば、カードを複数枚持つというのは賢い選択かもしれませんね。

日常的な買い物の支払いにクレジットカードを利用している人が多い

「クレジットカードの利用目的」では、ネットショッピングや、店舗での買い物の際に利用するという人が多いという結果に(SMCマネーガイド調べ)

「クレジットカードの利用目的」についての質問では、「ネットショッピングの支払い」という回答が最も多く、74.2%。ついで、2位が「買い物した際の店舗での支払い」で73.5%、3位が「生活費の支払い」で62.3%、4位が「キャッシュレス決済の支払い」で49.7%、5位が「ETCカードの支払い」で24.5%となっています。

この結果から、日常的に買い物の際にクレジットカードを利用している人が多いことがわかります。また、公共料金などの「生活費の支払い」に使っている人も6割を超えており、多くの人が毎月の決まった支出にもクレジットカードを利用し、賢くポイントや特典につなげていっていることがわかります。

クレジットカードを作ったきっかけ第1位は「買い物でポイントが貯まるから」

「クレジットカードを作ったきっかけ」の第1位は「日常の買い物でポイントがたまるから」で61.4%。普段の買い物をお得に…というのが1番の理由のようです(SMCマネーガイド調べ)

最後に、「クレジットカードを作ったきっかけ」を質問。すると、最も多かった回答は「日常の買い物でポイントが貯まるから」で61.4%でした。ついで、2位が「現金なしで買い物出来るから」の58.9%、3位が「ネットショッピングの決済のため」で54.0%、4位が「普段、利用するお店でお得だから」で32.0%、4位が「利用すると割引が適用されるから」で28.7%という結果に。

必要なものを購入しながらポイントでお得になるというのが、クレジットカードを利用する1番のメリットのようです。また、最近ではキャッシュレス化も進み、現金を持ち歩かずに済むというのも、大きな魅力ポイントになってきているのかもしれません。

ここまでクレジットカードの利用実態に関する調査結果を見てきましたが、ショッピングはもちろん、ETCや公共料金の支払いなどにも利用し、効率よくポイ活をしている人が増えているようです。それぞれのブランド、それぞれのカードにさまざまなポイントや特典があり、賢く使いまわしているという人も多いということがわかりました。

あまりクレジットカードを利用していなかったという人も、これを機に、さまざまなカードの特典に注目し、自分にとってどれがお得なのか考えながら比較してみてはいかがでしょうか。

出典元:【株式会社サザンダイア/PR TIMES

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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