ポイ活「節約につながっている」約7割、意識して貯めているポイント1位は?

ショッピングモールやコンビニ、街中の店舗で買い物をする際に、よく「ポイントカードはお持ちですか」と聞かれます。中には、複数のポイントカードにポイントをつけてくれる店も。物価の高騰が続く中、少しでもポイントが還元されるのは大変ありがたいことですよね。ナイル株式会社が運営するスマートフォンユーザー向けアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」では、10~60代のポイ活をしている男女671名を対象に、ポイ活に関するアンケート調査を実施。ポイ活をする理由や普段行っているポイ活などについて質問していたので、その結果を見ていきましょう。

ポイ活をする理由は「生活費を節約するため」

ポイ活をする理由で最も多かった回答は「生活費の節約」で、ポイ活自体を楽しんでいる人も多いようです(Appliv調べ)

まずは、事前調査で現在ポイ活をしていると回答した671名に「ポイ活をする理由」を尋ねています。最も多かった回答は、「生活費を節約するため」で409名、ついで、2位は「趣味や嗜好品を安く購入するため」で333名、3位が「ポイントの収集自体が楽しいため」で260名、4位が「旅行費用をポイントで支払うため」で90名という結果でした。

「生活費の節約」という回答が最も多かったことから、日々の生活の中で、ポイ活に取り組んでいる人が多いのではないかと推察されます。3位には「ポイント収集自体が楽しい」という回答がランクインしており、ポイ活自体が生活の一部として、なじんでいるという印象です。

さまざまな店舗で幅広く利用できるポイントに人気が集まる

最も意識して貯めているポイントでは、「楽天ポイント」が全体の35.2%とダントツ人気でした(Appliv調べ)

次に、「最も意識して貯めているポイント」は何か質問すると、圧倒的1位となったのは「楽天ポイント」で、全体の35.2%でした。ついで、2位は「PayPayポイント」の15.2%、3位は「dポイント」の12.2%、4位は「Amazonポイント」で7.5%、5位は「Tポイント」で6.7%、6位は「Pontaポイント」で4.8%という結果に。

上位にあがった通信会社系の共通ポイントは、コンビニやスーパー、飲食店など幅広い範囲で利用できるのが特徴です。限られた店舗や特定のサービスのみではなく、「生活圏内に提携店舗が多くて貯めやすい」というのが支持される理由のようです。

ポイントの対象となる店舗やサイトを選んで買い物をしている

普段行っているポイ活に付いての質問では、「対象店舗」や「対象サイト」を選んで買い物をする人が多いことがわかりました(Appliv調べ)

続いて、「普段行っているポイ活」について質問したところ、最も多かった回答は「ポイント対象店舗を選ぶ」で339人、2位が「ポイント対象サイトを選ぶ」で324人、3位が「アンケートに回答する」で308人、4位が「クレジットカードの利用」で294人、5位が「ポイントサイトの利用」で245人でした。

買い物や飲食をする際に、ポイント付与対象かどうかを確認している人が多いようです。同じ金額を支払うなら、ポイントの還元がある店で少しでも節約につながったほうがいい、というのはうなずけます。また、ポイント獲得のために「アンケートに回答」「対象アプリをダウンロード」「レシートの活用」などを行い、積極的にポイ活をしている人もいるようです。

ポイ活をしている人の約7割が「節約につながっている」実感あり

「ポイ活が節約につながっているか」の質問では、全体の約7割が「節約につながっている実感あり」と回答しています(Appliv調べ)

実際に「ポイ活が節約につながっているか」尋ねると、「実感あり」と回答した人は65.9%、「実感なし」と回答した人は11.3%、「わからない」と回答した人は22.8%という結果になりました。約3人に2人が「ポイ活が節約につながっている」と実感しているようです。

“還元率アップキャンペーン”や“対象商品購入でポイントプレゼント”といったわかりやすいポイント還元が行われているのを目にすることもあり、実際に付与されたポイントを見て、節約になっていると実感することも多々あるのではないでしょうか。

年間1万円分以上のポイントを貯めている人が約4割

ポイ活によって貯まった金額を調査したところ、全体の約4割が年間1万円分以上のポイントを貯めていることがわかりました(Appliv調べ)

では、ポイ活によって年間いくら貯まっているのでしょうか。最も多かった回答は「1万円以上5万円未満」で28.0%、2位は「5000円以上1万円未満」の26.7%、3位が「5000円未満」の19.5%、4位が「5万円以上10万円未満」の7.6%、5位が「10万円以上」の4.3%でした。

年間1万円分以上のポイントを貯めている人は39.9%と約4割、さらに、年間5万円分以上のポイントを貯めた人は11.9%と1割以上という結果から、想像以上にポイ活によるポイントが生活の中に還元されているという印象です。必要なものを購入することで、年間1万円分以上のポイントが利用できるというのは嬉しいですね。

ポイ活以外の節約術、1位は「外食を控える」

ポイ活以外の節約術では、「外食を控える」が1位に。少しでも余計な出費を抑えることで節約している人が多いようです。(Appliv調べ)

最後に、ポイ活以外で節約のためにやっていることを質問しています。最も多かったのは「外食を控える」という回答の204人、ついで2位が「セール時にまとめ買いをする」の170人、3位が「家計簿をつけ収支を把握する」と「工夫して定価より安く購入する」の167人、5位が「光熱費を見直す」と「食費を減らす」の155人でした。

生活の中のちょっとした出費を抑えることで、節約につなげている人が多いようです。また、「副業をする」「日払いや短期の仕事をする」など、節約というより、収入そのものを増やしている人もいるようです。

光熱費や物価の高騰が家計を圧迫する中、うまくポイ活を利用しながら節約をしている人は多いようです。約4割の人が年間1万円分以上のポイントが貯めているという結果もあったように、ポイ活は、うまく活用することで節約の心強い味方になってくれそうです。まだ、はじめていないという人も、この結果を参考に考えてみてはいかがでしょうか。

出典元:【Appliv

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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