2019年10月1日から、JR東日本の交通系ICカード「Suica(スイカ)」で電車に乗ると最大2%もポイント還元されるのをご存じだろうか? 実はまだ知らない人も多いようなので、今回は、Suicaのポイント還元についてじっくり解説しよう。
「JRE POINT」に登録したSuica(スイカ)のみが対象に!
(Image:jrepoint.jp)
JR東日本グループが発行する交通系ICカード「Suica(スイカ)」。電車だけでなくコンビニや自販機の支払いも利用できるので、関東に住んでいる人ならみんなが持っているだろう。実は、これまでもエキナカや駅ビルなどの買い物で、「JRE POINT」に登録した「Suica」やSuica対応クレカで支払いをすると「JRE POINT」が貯まっていたが、2019年10月1日からは「Suica」で電車に乗ってもポイントが貯まるようになるのをご存じだろうか? カードタイプの「Suica」はポイント還元率が0.5%だが、モバイルSuicaなら2%も還元されるのである。
ただし、乗車でポイント還元されるのは、JR東日本の在来線Suicaエリアのみで、それ以外のエリアで乗車してもポイントは還元されない。また、「JRE POINT」に登録できるのは“記名式Suica”や“モバイルSuica”のみで、“無記名式Suica”は登録できない点は注意しよう。
(Image:jrepoint.jp)
ポイント還元されるのは「JRE POINT」に登録したSuica(スイカ)のみ。具体的には、「JR東日本の在来線に乗る」「Suicaグリーン券を購入する」「モバイルSuica定期券を購入する」ことでポイント還元される。なお、カードタイプは0.5%還元、モバイルSuicaは2%還元となる。(資料:東日本旅客鉄道株式会社)
(Image:jrepoint.jp)
「JRE POINT」に登録できるのは、記名式Suica(My Suica)、Suica定期券、モバイルSuica、Suica付きビューカードなど。名前、生年月日、性別などが登録されていない無記名のSuicaなどは登録できない
将来は新幹線のアップグレードもできる!?
そもそも「JRE POINT」とは、JR東日本が運営するエキナカなどの商業施設などで「JRE POINT」に登録した「Suica(スイカ)」やクレカを使用することでポイントが貯まるサービス。貯まったポイントは駅ビルで使ったり、「Suica」のチャージ、グリーン券と交換したりできる。今回は、これに電車の乗車や定期券の購入などが対象になったというわけだ。まだ「Suica」を「JRE POINT」に登録していない人は、急いで登録しよう。
また、JR東日本では、2020年12月以降には繰り返しSuicaで乗車した場合、乗車1回分のポイント還元が受けられる回数券のようなサービスを予定しているほか、2020年春以降からは「タッチでGo!新幹線」でポイントが貯まるようになる。さらに、2021年春以降には「えきねっと」との連動も可能になり、新幹線の座席をアップグレードできたり、新幹線や特急に乗れるチケットに交換できるようなるという。
●JRE POINT「鉄道に乗ってポイントを貯める」(公式)は→こちら