株式会社エイチームライフデザインはお年玉をあげる側、もらう側の男女800人を対象に「お年玉のキャッシュレス化」に関する調査を実施した。調査結果からキャッシュレス化が進んでいる現状でも、お年玉は「現金がいい」と答える人が8割を超える結果に。さらに「お祝い事などのお金をキャッシュレスにしたいか」というアンケートでも、キャッシュレスを希望しない人が半数を占めていた。ここから詳しい結果を見ていこう。
お年玉は現金派の人が8割を超える結果に!
人生のイベントや日常生活に密着したサービスを展開している「エイチームライフデザイン」はお年玉をあげる側の30歳以上の男女、もらう側である15歳から24歳の男女合計800人を対象に「お年玉・贈り物のキャッシュレス化」に関する調査を実施した。
なお本調査では、最初に「キャッシュレス決済を利用していますか?」というアンケートをとっており、その質問に「はい」と回答した人は74.5%と大半の人がキャッシュレス決済をしていることがわかっている。
この結果を踏まえ、「2024年のお年玉は、どのような形であげる予定ですか?」という質問をしたところ、88%の人が「現金」と回答した。また、もらう側の人に対しては「2024年のお年玉は、どのような形でもらいたいですか?」というアンケートをとったところ83.3%の人が「現金」と答えた。
現金であげたい/もらいたいと回答した人の意見には「日本の伝統的な習慣だから」や「今まで現金でもらっていた/送っていたから」などがあり、日本特有の文化や風習などを守りたい思いが感じられた。
お祝いの場面ではキャッシュレスを希望しない人が6割
結果をみてわかる通り「お祝いをする場面において、今後キャッシュレス化してほしいと思うものはありますか?(複数回答可)」という質問をすると、「とくになし」と回答した人が60%、ついで2位が「誕生日プレゼント」で21.6%、3位の「クリスマスプレゼント」が16.5%という結果になった。項目にはほかにも「出産祝い」「引っ越し祝い」「お中元・お歳暮」「結婚祝い」があったがキャッシュレスで対応したいと考える人は約1割程度だった。
さらに「お賽銭、冠婚葬祭費、お年玉などがキャッシュレス決済できるようになってほしいと思いますか?」という質問では、約半数の人が「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」と回答している。
日々の支払いではキャッシュレス派の人が大半だったが、お祝い事など気持ちを込めたいときにキャッシュレスを希望する人は少ないと感じる人もいるのではないだろうか。あげる側はもちろんだが受け取る側も、相手の顔を見て受け取りたいと考える人が多いと考えられる。
また、キャッシュレスで支払うことが多くなっている現状だからこそ、現金で渡す・もらうほうが貴重であり思いが伝わりやすいのかもしれない。
出典元:【エイチーム/PR TIMES】