オリコンが「ネット証券」と「iDeCo 証券会社」についての満足度を実際の利用者19,262人に調査し2024年1月4日に発表したところ、ネット証券の部門では「SBI証券」と「楽天証券」が同点で総合1位という結果だった。iDeCo 証券会社部門の総合1位は、「SBI証券」で初受賞となった。詳しく内容をみてみよう。
ネット証券部門ではSBI証券と楽天証券が同点で総合1位
ネット証券部門において、同点で総合1位となったSBI証券と楽天証券。SBI証券は2年連続15度目の受賞となっている。評価項目は全部で9つあり、そのうち「取引手数料」「取扱商品」「資産管理」「システムの安定性」の4つで1位を獲得している。また、それ以外の5つもすべて2位という高評価を獲得しており安定している印象だ。部門別では投資スタイル別「デイトレード」「スイングトレード」「中・長期トレード」の3項目、利用形態別「PC」「スマホサイト」、サポート別「コールセンター」、運用商品別「国内株式」の計7項目でも1位を獲得している。
「楽天証券」は2年ぶり3度目の受賞で、「口座開設・特典」「取引のしやすさ」「分析ツール」「情報提供」「問い合わせ」の5つで1位、部門別では投資スタイル別「中・長期トレード」、運用商品別「国内株式」「外国株式」、利用形態別「スマホアプリ」、レベル別「初心者」の5項目で1位となっている。
総合3位は「マネックス証券」、4位は「松井証券」、5位は「SBIネオトレード証券」で得点をみるとトップとはまだ差があるようだ。
iDeCo 証券会社ランキングの総合1位も初受賞のSBI証券
iDeCo 証券会社ランキングの総合1位もSBI証券。昨年は2位だったが、今年は初の1位となり、勢いを感じる。総合2位は昨年3位よりランクアップの「楽天証券」。3位は昨年1位より転落となった「マネックス証券」。だが得点をみると、楽天との差は0.1点とほぼ変わらない。4位は「大和証券」、5位は「松井証券」との結果だった。
「SBI証券」は5つある評価項目別では「取扱商品」の1項目、年代別「20代」「30代」「40代」「50代」、属性別「公務員」でも1位を取っている。ただ、「50代」は「マネックス証券」と同点1位となっている。また、1位を取っていない部門でもほぼ2位を獲得しており、高評価を得ている。
属性別での1位はそれぞれ、「会社員」の項目が「松井証券」、「主婦・主夫」が「楽天証券」という結果となっている。