飛行機に乗らずして多くのマイルを貯め、タダで航空券をゲットしている陸(おか)マイラーの多くは、ポイントが貯まりやすく、ANAマイルへの還元率が高い「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」のLINEポイントルートを利用している。だが、2019年12月27日でこのLINEポイントルートが終了することになったのだ。そこで今回は、陸(おか)マイラーが注目している、ソラチカLINEポイントルートに代わる新ルートを紹介しよう。
どうして陸(おか)マイラーなのか?
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飛行機に乗らず、ポイントサイトやクレカ払いで貯めたポイントをマイルに交換し、タダで航空券をゲットする人たちは“陸(おか)マイラー”と呼ばれている。
それにしても、どうして陸マイラーなのか? たとえば、ANAマイルでハワイに行こうすると、ローシーズンのエコノミー往復で3万5,000マイル必要になる。ところが東京-大阪の国内便に乗っても往復で560マイル(ローシーズン付与率100%の場合)しかもらえない。つまり、61往復もしないとハワイにタダでは行けないのだ。そこで、ポイントサイトのアフィリエイト(成功報酬型広告)や、クレカ払いのポイントなどを貯めて、マイルに交換していく必要が出てくる。その際、陸マイラーの多くが、還元率が高い「ソラチカLINEポイント」ルートを利用していたのである。
81%のソラチカLINEポイントルートが2019年12月末で終了!
陸マイラーの多くは、ANAマイルを効率よく貯められる「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」をメインカードとして利用している。その理由はPASMOのチャージや定期券購入でもポイントが貯まるほか「ポイントタウン」→「LINEポイント」→「東京メトロ(メトロポイント)」→「ANAマイル」の交換レートが81%もの高還元だからだ。しかし、2019年12月27日で、LINEポイントのメトロポイント交換サービスが終了されることになったため、陸マイラーは新たに高還元の交換ルートを探すことになったのである。
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「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」はPASMOと提携しており、定期券購入やチャージによって東京メトロのポイントを効率よく貯めることができた。しかし、LINEポイントのメトロポイント交換が終了することで、その魅力が半減することに……
ソラチカカードのLINEポイントルートは、「ポイントタウン」などのポイントサイトから「LINEポイント」に100%、「LINEポイント」から「メトロポイント」に90%で交換できる。さらに「メトロポイント」から「ANAマイル」には90%で交換できるので、3回の交換で81%の高還元が可能であった
新ルートはANA TOKYU POINTルート!
ソラチカLINEポイントルートに代わる高還元ルートがにわかに注目されている。それは、「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」のANA TOKYU POINTルートだ。このルートは「moppy(モッピー)」などのポイントサイトおよび、「.money(ドットマネー)」から「TOKYU POINT(東急)」への交換が100%。「TOKYU POINT」から「ANAマイル」への交換が75%と高還元である。とくに東急沿線に住んでいる人なら、東急ストアでの買い物やPASMO定期券購入でポイントがもらえるので、利用価値が高いだろう。もちろん、今後はもっと高還元ルートが出現するかもしれないが、とりあえず、ANAの陸マイラーなら「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」を申し込んでおいたほうがよいだろう。なお、「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」は初年度年会費無料、翌年から年2,000円(税別)がかかる。
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「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」は「TOKYU POINT」から「ANAマイル」への交換が75%の高還元なのが魅力。もちろん、東急系のお店で買い物したりPASMO定期券購入などでもポイントが貯まる
「moppy(モッピー)」→「.money(ドットマネー)」→「TOKYU POINT(東急)」までは等価交換。「TOKYU POINT」→「ANAマイル」へは75%で交換できるので、3回で75%の高還元ルートだ