昨今、収入の向上やスキルアップなどを目的に副業する人が増えている。政府も副業を推進しており、兼業を認めている企業も少なくない。なかには副業で本業を上回る金額を稼いでいる猛者もいるそうだ。収入は仕事内容によってさまざまだろうが、実際にはどの職種が一番稼げるのだろうか。
想定年収ランキング第1位は「機械学習エンジニア」
さまざまな求人案件を掲載しているサイト「SOKUDAN」を運営するCAMELORS株式会社は、2024年1月にフリーランスや副業の職種別年収ランキングを発表した。ランキングはSOKUDANに掲載されている求人案件の単価と稼働時間から平均時給を算出し、1日8時間、月に21日稼働を想定して、月収と年収を試算している。なお、この調査の対象期間は2019年6月〜2024年1月2日。
栄えある第1位に輝いたのは「機械学習エンジニア」。機械学習アルゴリズムを活用して自動化システムなどを開発するのが主な仕事内容だ。想定年収は驚異の1,115万円で、想定時給の高さがうかがえるが、その分求められるスキルも多い。国内の機械学習エンジニアの平均年収は約680万円とされているため、ある程度のスキルを持っているならば、フリーランスとして活動するほうが収入は大きくなるかもしれない。
スキルや仕事内容次第では、数千万円も夢ではない!?
第2位となったのは「エグゼクティブ/コンサル」で、想定平均年収は1,032万円。経営戦略の策定や事業計画の立案、組織の運営・管理など、企業や組織の発展をサポートする。こちらも圧倒的な想定収入を誇るが、マーケティングや財務分析などの専門知識はもちろん、各業界に関する知識やリーダーシップなどのコミュニケーション能力が必要に。豊富な実務経験も求められるが、クライアントが大企業やスタートアップ企業であれば、数千万円の報酬も夢ではないだろう。
第3位の「プロジェクトマネージャー」は想定平均年収が992万円で、プロジェクトの企画から完了までの全過程を管理するのが役割。プロジェクトの目標設定やコスト管理、チームの統率、クライアントとのコミュニケーションなどを担っており、そのために問題解決能力や関連分野の専門知識などが重要となる。各種ソフトウェアの使用経験が重視されるケースもあるようだ。プロジェクトマネージャーの収入は、担当するプロジェクトの規模や業界に左右されることが多く、テクノロジーや建設などの分野ではとくに期待値が高いという。
出典元:【SOKUDAN Magazine】
※サムネイル画像は(Image:「CAMELORS株式会社」プレスリリースより引用)