消費増税に伴い中小小売店でキャッシュレス決済すると、2%か5%のポイント還元が受けられるのはご存じだろう。だが、そんなキャッシュレス決済に関して、ポイントの「2重取り」「3重取り」という言葉を聞いたことはないだろうか? よく意味が分からないという人も多いと思うので、ここではわかりやすく解説しよう。
ポイント還元事業ならポイントの3重取りも可能!
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消費増税に伴い、経済産業省は2020年6月末まで「キャッシュレス・ポイント還元事業」を実施している。これは、中小小売店などでキャッシュレス決済すると、2%か5%のポイント還元や割引きが受けられる制度。すでにコンビニで弁当を買ってキャッシュレス決済した人は、その恩恵を受けているはずだ。もちろん、現金で支払ってしまうとポイント還元はないので、せめてコンビニではクレカを使ったほうがよい。一度コンビニのレシートを確認してみてほしい。
そんなキャッシュレス決済に関連して、ポイントの「2重取り」「3重取り」という言葉を聞いたことはないだろうか? 実は、このポイント「2重取り」「3重取り」の意味がわかっていないと大損することになるのだ。
コンビニで持ち帰りの弁当をクレカで買ったレシート。「軽」は軽減税率8%対象という意味。キャッシュレス還元2%分の9円が値引きされているのがわかる
「現金」はポイントなし。「クレカ」はクレカのポイントとポイント還元事業のポイントの2重取りとなる。「電子マネー」と「QRコード払い」は、クレカでチャージすることで、ポイント3重取りが可能になる
電子マネー&QRコードにクレカチャージするだけ!
「キャッシュレス・ポイント還元事業」のポイント還元について改めて確認しよう。まず、現金払いは「ポイント還元事業」対象外なのでポイントはゼロだ。次に、クレカ払いすると、「クレカ」と「ポイント還元事業」のポイントがダブルで獲得できるので「2重取り」となる。さらに、電子マネーとQRコード払いの場合は、「クレカチャージ」するとポイントをもらえるため、「電子マネー&QRコード」利用のポイントと「ポイント還元事業」のポイントと合わせて、ポイントの3重取りが可能となるのだ。
電子マネーやQRコード払いへのクレカチャージが面倒臭いなどと言っていると、せっかくもらえるポイントをもらえずに損することになるぞ!
(Image:paypay.ne.jp)
「PayPay」で支払うときは画面下の「支払う」をタップして、レジのリーダーで残高を読み込んでもらえばいい。チャージするときは、「チャージ」をタップする(左写真)。「チャージ」画面では「金額」を選んで登録した「クレカ」を指定して画面下の「チャージする」をタップすればOK。なお、PayPayの残高にクレカチャージしてポイントをもらえるのは「ヤフーカード」だけ。他クレカではチャージができないので要注意
※注)現在このポイント還元は終了しております。