iPhoneに交通系ICカード「Suica」を登録している人は多いでしょう。改札でわざわざ財布からカードを出さずとも、iPhoneをかざすだけで電車に乗れるのは便利ですよね。しかし、基本的に交通系ICカードは残高にチャージして使うため、残高不足だと改札で止められて、恥ずかしい思いをしてしまいます。そこで今回は、iPhoneに登録したモバイルSuicaが残高不足になるのを未然に防ぐ方法を紹介しましょう。
モバイルSuicaの残高不足を防ぐ方法は2つある!
iPhoneに交通系ICカードを登録しておくと、電車に乗ったりショップで買い物の支払いができて何かと便利ですよね。
しかし、交通系ICカードは基本的に事前に残高チャージして使うものなので、残高不足で改札を通過しようとすると、バーが閉じてかなり恥ずかしい思いをします。
そのような事態を防ぐには、いったいどうしたらいいのでしょうか? ここではモバイルSuicaに限定して解説しましょう。
iPhoneに登録したモバイルSuicaの残高不足を、未然に防ぐ方法は2種類あります。ひとつめは「オートチャージ」を利用する方法です。
これは、モバイルSuicaの残高が一定額を下回ったときに自動的に指定金額(1,000円~1万円)をチャージしてくれる便利機能。
しかし、この機能を使うためにはJR東日本が発行する「VIEWカード(ビューカード)」の利用が必須となるため、誰もがすぐに利用できるわけではありません。
●モバイルSuica(iPhone版)の入手先は→こちら
●JR東日本「オートチャージとは?」は→こちら
そこでオススメしたいのが、チャージが一定額を下回ったら通知する「残高不足のリマインダー」機能を使う方法です。
これなら誰でも今すぐ利用でき、Suicaの残高が事前に設定した金額を下回ったときに通知してくれるようになります。
事前に残高不足が分かっていれば、今後、改札で引っかかってしまう事態は避けられるでしょう。
残高不足のリマインダー機能を設定する手順
モバイルSuicaにどうやってチャージすればいい?
iPhoneでモバイルSuicaの「残高不足のリマインダー」を設定したあと、残高不足の通知が届いたらすぐにチャージしましょう。
実は、モバイルSuicaにチャージする方法は、以下の5つがあるので、それぞれのチャージ方法をしっかり確認しておきましょう。
●モバイルSuica「Suicaへの入金(チャージ)」は→こちら
■モバイルSuicaをチャージする方法
【1】「モバイルSuica」のアプリを使う
【2】「VIEWカード」を使ってオートチャージする
【3】「JRE POINT」をチャージで使う
【4】現金でチャージする
【5】「Suitto」や「J-Coin」と連携してチャージする
【1】「モバイルSuica」のアプリを使う
最初に紹介するのは「モバイルSuica」アプリを使ってチャージする方法です。
おそらく、モバイルSuicaを利用している人は、ほとんどがこの「モバイルSuica」アプリを使ってチャージしていることでしょう。
iPhoneでモバイルSuicaにチャージするには、クレジットカードを登録するか、Apple Payから支払うことができます。
これなら残高が減って通知がきたら、その場ですぐにチャージできるので、かなり便利ですよね。
【2】「VIEWカード」を使ってオートチャージする
こちらは、すでに紹介した「VIEWカード」を使ったオートチャージ方法です。もしVIEWカードを持っているなら、こちらのほうがJRE POINTをもらえるのでお得でしょう。
モバイルSuicaでオートチャージを設定すれば、一定金額下回ったときに、自動的に指定した金額をチャージしてくれるのは便利ですね。
【3】「JRE POINT」をチャージで使う
Suicaを利用すると金額に応じた「JRE POINT」がもらえます。
JRE POINTはJR東日本独自のポイントで、駅ビルの加盟店などでは、そのまま買い物に利用できるほか、1ポイント=1円でモバイルSuicaにチャージすることも可能となっています(1ポイント単位・1回の上限は1万円まで)。
ただし、モバイルSuicaにチャージを申し込んだ翌日から7日目までに変換を実行しないとキャンセルされ、JRE POINTに戻されるのでご注意ください。
●JRE POINT公式サイト→こちら
【4】現金でチャージする
モバイルSuicaは、JR駅の窓口や券売機、精算機などではチャージできません。一部のモバイルSuica対応のチャージ機だけが現金でのチャージに対応しています。
そのため、モバイルSuicaを現金でチャージしたい場合は、コンビニやスーパーのレジなどで行うほうが早いでしょう。
Suicaの現金チャージは、JR東日本グループが運営している「NewDays」はもちろん、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップといったコンビニのほか、イオン、ダイエーの一部店舗が対応しています。
また、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどに設置してある「セブン銀行ATM」でも現金でのチャージができるので、レジが混雑している場合はこちらを利用しましょう。
●セブン銀行「電子マネーの現金チャージ」は→こちら
【5】「Suitto」や「J-Coin」と連携してチャージする
あまり知られていませんが、ローソン銀行の電子マネーチャージ用アプリ「Suitto」や銀行の送金・決済アプリ「J-Coin」を使ってモバイルSuicaにチャージすることも可能です。
まず、SuittoとモバイルSuicaを連携させるには、事前にローソンの「ローソン銀行ATM」で本人確認およびキャッシュカードによるATM承認をする必要があります。
Suittoで登録できる銀行はローソン銀行をはじめ、青森銀行、香川銀行、神奈川銀行、きらぼし銀行、きらやか銀行、仙台銀行、大光銀行、千葉興業銀行、栃木銀行、トマト銀行、富山銀行、西日本シティ銀行、八十二銀行、福邦銀行の15行となっています(24年2月現在)。
J-Coinはメガバンクや地方銀行など、日本全国の銀行が参画している決済・送金アプリです。
対応する銀行の口座があればすぐに利用できますので、どの銀行が対応しているのかはJ-Coin公式サイトで確認してください。
ただし、J-Coinを使う場合には、モバイルSuicaアプリがインストールされているiPhoneにJ-Coinアプリがインストールされている必要があり、J-CoinアプリをモバイルSuicaと連携させる必要があります。
●Suitto公式サイト→こちら
●J-Coin公式サイト→こちら
まとめ
いかがでしょうか? 今回はモバイルSuicaの残高不足を未然に防ぐ方法を紹介しました。
VIEWカードがあればオートチャージを利用できますし、残高不足のリマインダーを設定すれば、一定額を下回ったときに通知してもらえるので、残高不足で恥をかくことはなくなるでしょう。
また、モバイルSuicaの残高は、その場ですぐにチャージする方法もたくさん用意されていますので、イザというときのために準備しておけば安心ですね。