スムーズな決済やポイント還元がうれしいQRコード決済。キャッシュレス決済が推奨されている昨今は、さまざまなQRコード決済サービスが登場しているが、どれを使うべきか悩む人も多いだろう。今回は利用率の高い人気のQRコード決済についての調査結果を紹介。各サービスを使う理由や満足度なども合わせて見ていこう。
QRコード決済のメイン利用率で、上位4サービスが9割以上を独占
MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、2024年3月22日~3月25日の期間で「2024年3月QRコード決済の利用に関する調査」を実施。予備調査では18歳~69歳の男女25,000人を、本調査ではQRコード決済利用上位4サービス(PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY)のメインユーザー2,000人を対象としている。
まず、予備調査として行われた各QRコード決済の利用率についての結果を紹介。最も利用率が高かったのが「PayPay」だった。次いで、「楽天ペイ」が25.9%、「d払い」が21.2%、「au PAY」が16.2%を記録。またメインで利用しているQRコード決済を1つだけ回答してもらった調査では、「PayPay」が46.3%、「楽天ペイ」が19.4%、「d払い」が16.2%、「au PAY」が11.3%という結果に。上位4サービスだけで全体の93.2%を占めており、なかでもPayPayは断トツの人気を誇っていることがわかった。
総合満足度トップは楽天ペイ
上位4サービスのユーザーを対象とした本調査では、各サービスの満足度と利用理由が判明。利用者数ではPayPayが圧倒的に多かったものの、総合満足度では楽天Payがトップであった。楽天Payを支持するユーザーからは「ポイントがたくさんたまりやすいから」といった声が多く挙がり、特に楽天カードの利用者は満足のいくサービスだと感じているようだ。楽天Payが満足度78.0%でトップだが、他の3サービスも7割以上の満足度を獲得しており、サービスごとの満足度にそれほど大きな差は見られなかった。
続いて各QRコード決済サービスを使用する理由についての調査結果を見ていこう。どのサービスでも最も多かったのは「ポイントがたくさん貯まるから」であった。やはりポイントの貯まりやすさはキーとなっているようだ。
PayPay以外のサービスでは、「普段使っているサービスとポイントが連動しているから」という声も多く挙がっている。自分が使っているクレジットカードや通信キャリアに関連するQRコード決済を活用していると、ポイント還元の恩恵を受けやすいのだろう。
そのほか「よく行く実店舗で取り扱いしているから」「会計がスピーディーに終わるから」などの回答が寄せられており、こちらも各サービスで大きな違いはないようだ。どのQRコード決済を使うべきか悩んだ時は、自分が良く使うサービスと連動しているものを選ぶと、普段の買い物がよりお得になるかもしれない。
出典元:【MMD研究所】