キャッシュレス決済などでポイントを貯め、貯めたポイントを買い物で利用できる「ポイ活」を利用している人は、どれくらいいるだろうか。MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、消費者が活用しているポイントについて、18歳~69歳の男女25000人を対象に、「2024年3月QRコード決済上位4サービス利用者のポイ活意識調査」を実施。ここからは詳しい結果を見ていこう。
最も活用されているポイントは楽天ポイント
MMD研究所は18歳~69歳の男女25000人を対象に「ポイ活意識調査」を実施した。「現在活用しているポイント(複数回答可)」の質問をしたところ、「楽天ポイント」と回答した人が59.7%と最も多い結果に。楽天ポイントは、楽天市場での買い物をはじめ、さまざまなコンビニやドラッグストアでも活用できるため、利用者が多いのだろう。次いで「Tポイント」が46.0%、「Pontaポイント」41.1%、「PayPayポイント」40.4%という結果に。上位にランクインしているポイントは、コンビニや飲食店などさまざまな場所で提示できるものであり利用者が多いのも納得だ。※Tポイントは2024年4月22日に三井住友カードの「Vポイント」と統合され、新Vポイント(青と黄色のVポイント)に生まれ変わる。
また「最も活用しているポイント」の質問でも、「楽天ポイント」と回答した人が最も多く、全体の約4割を占めた。
ポイント活用時に意識するのは、支払い方法?店舗?
「QRコード決済利用上位4サービス利用時のポイント活用で意識して行動したこと(複数回答可)」の質問に対し、楽天ペイの1位は「ポイントで支払いをする」で39.0%、2位は「支払い方法でメイン利用しているQRコード決済サービスをメインにする」36.0%など支払い時に意識することが続いた。
次いで3位には「ポイントの2重・3重取りをする」がランクイン。2重取りと聞くと、面倒なことのように感じるが、スーパーなどで楽天カードを提示したうえで、PayPayあと払いをするだけで2重にポイントを貯めることができるなど案外簡単だ。
d払い利用者の1位は「支払い方法でメイン利用しているQRコード決済サービスをメインにする」、2位は「ポイントでの支払いをする」と楽天ペイと同様の結果になった。PayPay・au PAY利用者は、「メイン利用しているQRコード決済サービスが利用できる場所で買い物するようにする」と回答した人が最も多く、PayPayやau PAYでポイ活をする人にとって、ポイントが貯まらない店舗での買い物はもったいないと感じてしまうのかもしれない。
出典元:【MMD研究所】