無料で銀行間の送金ができる「エアウォレット」を実際に試してみた – これは便利かも

複数の銀行口座を持っている人も多いと思いますが、通常は銀行間でお金を振り込むと数百円の手数料を取られますよね。でも、「エアウォレット(AirWALLET)」なら銀行間の送金が無料でできるのをご存じでしょうか? そこで今回は、超便利なエアウォレットの始め方と利用法について解説します。

エアウォレットなら30万円までの銀行間の送金が無料!

最近、給与振り込み用のメイン銀行口座以外に、お得なネット銀行の口座などを複数持っている人が増えています。

しかし、銀行間でお金を移動させると、振り込み手数料が数百円かかってしまうので、毎回ATMで現金を引き出してから別口座に入金している、なんて人も多いのではないでしょうか?

そのようなときにオススメしたいのが、スマホで利用できる「エアウォレット」です。

このエアウォレットはリクルートと三菱UFJ銀行の合弁会社で、COIN+(コインプラス)を利用して銀行間の送金・出金が無料でできる便利なアプリ。

たとえば、PayPay銀行からCOIN+に1万円チャージして、住信SBIネット銀行にその1万円を出金しても、手数料は一切かからないのです。これは便利ですよね!

エアウォレットなら30万円までの銀行間の送金が無料!

エアウォレットがあれば、自分の銀行口座を複数登録しておくことで、スマホから手数料無料でお金を移動させることができます(画像はリクルートポイント公式サイトより引用)

しかも、出金の回数制限はなく上限金額は1日30万円まで可能となっています。最短で当日出金可能となっていますが、営業日午前10時まで(土・日・祝日・および12/31~1/3は除く)申請分のみが対応する点には注意しましょう。

ちなみに、2024年4月1日時点で登録できる銀行口座は以下の39行になっています。

■エアウォレットに登録可能な銀行

イオン銀行/PayPay銀行/住信SBIネット銀行/楽天銀行/三菱UFJ銀行/ゆうちょ銀行/三井住友銀行/みずほ銀行/足利銀行/阿波銀行/愛媛銀行/大分銀行/関西みらい銀行/紀陽銀行/京都銀行/熊本銀行/群馬銀行/埼玉りそな銀行/佐賀銀行/滋賀銀行/四国銀行/七十七銀行/十八親和銀行/十六銀行/常陽銀行/千葉銀行/鳥取銀行/八十二銀行/百五銀行/百十四銀行/広島銀行/福岡銀行/北洋銀行/北海道銀行/宮崎銀行/武蔵野銀行/横浜銀行/りそな銀行/琉球銀行
(2024年4月1日時点)

エアウォレットを新規登録する方法

それでは、実際にエアウォレットを新規登録してみましょう。

流れとしてはエアウォレットアプリを入手して、COIN+アカウントを作成。次にリクルートIDを連携したら銀行口座を登録し、最後に本人確認を行えばOKです。

もちろん、登録する銀行口座の口座番号やログインパスワードなどを手元に用意しておく必要がありますし、本人確認には運転免許証かマイナンバーカードが必須となるので、事前に用意しておきましょう。

●エアウォレット(iPhone)の入手先は→こちら
●エアウォレット(Android)の入手先は→こちら

エアウォレットでCOIN+アカウントを作成する手順(Android)

エアウォレットでCOIN+アカウントを作成する手順1

まず、エアウォレットアプリをスマホにインストール(左写真)。アプリを起動したら「次へ進む」をタップします。途中で通知の許可が求められるので許可しましょう(右写真)

エアウォレットでCOIN+アカウントを作成する手順2

次に「アカウントの新規作成」をタップ(左写真)。携帯電話番号を入力して「SMSでの認証へ進む」を押します(右写真)

エアウォレットでCOIN+アカウントを作成する手順3

するとSMSで数字4桁の認証コードが届くので、これを入力して「次へ進む」をタップ(左写真)。続いてログインで使うパスワードを設定します(右写真)

エアウォレットでCOIN+アカウントを作成する手順4

自分の氏名をカタカナで入力したら「上記に同意して次へ進む」をタップ(左写真)。チャージや送金で使う数字4桁の暗証番号を入力しましょう(右写真)

エアウォレットでCOIN+アカウントを作成する手順5

スマホのロックに生体認証を利用しているなら「利用する」をタップ。ただし、これは後からでも設定となっています(左写真)。「COIN+のアカウントが作成されました」と表示されればOKです(右写真)

リクルートIDの連携と銀行口座を登録する手順

リクルートIDの連携と銀行口座を登録する手順1

COIN+アカウントを作成したら「口座登録へ進む」をタップ(左写真)。次に「リクルートIDを連携する」を押します(右写真)

リクルートIDの連携と銀行口座を登録する手順2

リクルートIDとパスワードを入力してログインすれば連携されます(左写真)。次に使用者情報を入力していきます。画面に従って氏名、生年月日、住所などを登録しましょう(右写真)

リクルートIDの連携と銀行口座を登録する手順3

最後に確認事項にチェックを入れ「入力内容の確認へ進む」を押します(左写真)。画面をスクロールして利用規約を確認したら「上記に同意する」をタップ(右写真)

リクルートIDの連携と銀行口座を登録する手順4

ここで登録する銀行を選択しましょう。今回は「住信SBIネット銀行」を選びました(左写真)。ここからは各銀行ごとに手順が異なりますが、基本的に支店名や口座番号などを入力していけばOKです(右写真)

リクルートIDの連携と銀行口座を登録する手順5

住信SBI銀行の場合は、ユーザーネーム(ID)とパスワードを入力してログイン(左写真)。利用規約を読んで「利用規約に同意の上許可」をタップします(右写真)

リクルートIDの連携と銀行口座を登録する手順6

最後に二段階認証を行います。住信SBIネット銀行は「スマート認証NEO」の承認番号を使います(左写真)。承認番号を入力して「承認する」を押せば登録完了です(右写真)

本人確認を行う手順

本人確認を行う手順1

口座登録が終わったら「本人確認へ進む」をタップ(左写真)。手元に身分証明書を用意して「本人確認書類の撮影へ進む」を押します(右写真)

本人確認を行う手順2

ここからはeKYCによる本人確認の外部サイトに移動しますので、利用規約に同意します(左写真)。本人確認書類を選択し、注意事項にチェックを入れたら「次へ進む」をタップ(右写真)

本人確認を行う手順3

今回は運転免許証で本人確認するので、運転免許証を指示に従って撮影したあと(左写真)、スマホで自分の顔を撮影しながら顔認証を行いました(右写真)

本人確認を行う手順4

「申請が完了しました」と表示されたら「エアウォレットへ戻る」を押します(左写真)。本人確認には最低でも数十分はかかりますので、しばらく待ちましょう(右写真)

本人確認を行う手順5

しばらくすると、スマホに「本人確認が完了しました」と通知が届きます(左写真)。これでエアウォレットのすべての機能が使えるようになりました(右写真)

エアウォレットにお金を移動させる方法

本人確認が終わってしばらく待つと完了通知が届きますので、これでエアウォレットが使えるようになります。

エアウォレットで送金するには、まず、A銀行からCOIN+にお金をチャージします。次にB銀行にそのお金を出金(振り込み)する手順になるので、最低でも2つの銀行口座を登録しておく必要があります。

今回は、住信SBI銀行とは別にイオン銀行口座を追加登録しました。銀行口座を追加する手順は、まずエアウォレットアプリのホーム画面を下にスクロールして「設定・アカウント」をタップ。

続いて「口座設定」を選択したら「金融機関口座の追加」を押します。あとは金融機関一覧で「イオン銀行」を選んで口座登録を行いましょう。

もうひとつの銀行口座を登録する手順

もうひとつの銀行口座を登録する手順1

まず、エアウォレットアプリのホーム画面を下にスクロール(左写真)。「設定・アカウント」をタップします(右写真)

もうひとつの銀行口座を登録する手順2

「口座設定」をタップしたら(左写真)、「金融機関口座の追加」を押しましょう(右写真)

もうひとつの銀行口座を登録する手順3

利用者情報を確認したら「次へ進む」をタップします(左写真)。金融機関一覧が表示されるので、今回は「イオン銀行」を選びました(右写真)

もうひとつの銀行口座を登録する手順4

登録手順は割愛しますが、「口座登録が完了しました」と表示されたら「閉じる」をタップ(左写真)。「口座設定」画面でイオン銀行が登録されているのを確認しましょう(右写真)

2つの銀行口座を登録したら、さっそく銀行間でお金を移動させてみましょう。今回は、イオン銀行から1万円をCOIN+にチャージ。

次に、その1万円を住信SBIネット銀行に出金(振り込む)手順を紹介します。

エアウォレットでお金を移動させる手順

エアウォレットでお金を移動させる手順1

COIN+の残高は当初は0円なので、エアウォレットのホーム画面で「+チャージ」を押します(左写真)。チャージ金額を入力して「チャージする」をタップ(右写真)

エアウォレットでお金を移動させる手順2

登録されている銀行口座が表示されるので、今回はイオン銀行を選択しました(左写真)。これでCOIN+残高に1万円がチャージされました(右写真)

エアウォレットでお金を移動させる手順3

COIN+の残高が1万円になっているのを確認したら、「\出金」をタップ(左写真)、金額を入力して出金先(今回は住信SBIネット銀行)を選択したら「出金内容を確認する」を押しましょう(右写真)

エアウォレットでお金を移動させる手順4

内容を確認したら「出金を申請する」をタップ(左写真)。「出金の申請が完了しました」と表示されたら、手数料無料でお金が振り込まれます(右写真)

COIN+ならローソンや無印良品などで買い物することも可能!

エアウォレットなら手数料無料で銀行間のお金を移動できますが、COIN+に残高を追加しておくとローソンやキャンドゥ、無印良品など、全国40万店舗以上で決済できるようになります。

ほかにも、無印良品のアプリ「MUJI passport」をはじめ、リクルートが運営する「ホットペッパービューティー」や「ホットペッパーグルメ」のアプリでも利用可能となっています。

無印良品では、まずMUJI passportの会員証を提示してMUJIマイルをもらえますし、そのままCOIN+を提示して決済することも可能となっています。

残念ながら、COIN+の決済では何もポイントはもらえませんが、店舗によってはスタンプカードを導入しているところもあり、特典を受けられる場合もあるようです。

無印良品でCOIN+を使って決済する手順

無印良品でCOIN+を使って決済する手順1

無印良品アプリを開いて会員証を選択して、「MUJI passport Payでかんたんお支払い」の「設定する」を押せば(左写真)、COIN+での決済が可能になります(右写真)

5月13日までなら2,500Pontaポイントがもらえるチャンスも!

なお、2024年5月13日までは、エアウォレットの新規登録と口座登録&本人確認によって最大2,500Pontaポイントがもらえるキャンペーンが実施されています。

どうせなら、エアウォレットを新規登録して得してしいましょう。ただし、このキャンペーンには事前エントリーが必要になります。

5月13日までなら2,500Pontaポイントがもらえるチャンスも!

24年5月13日までにエアウォレットを始めるなら、条件クリアで2,500Pontaポイントをもらえます。事前にエントリーしておきましょう(画像はリクルートポイント公式サイトより引用)

■【最大2500ポイント】エアウォレットへ銀行口座登録キャンペーンの概要

【1】エントリーが必須
【2】COIN+アカウントの作成
【3】リクルートIDとPonta会員IDの連携、同リクルートIDとCOIN+アカウントの連携が必要
【4】本人確認(運転免許証かマイナンバーカード)
【5】複数の銀行口座の登録
【6】COIN+残高にチャージ&1万円以上の出金を実行
※ポイントの加算は2024年6月末頃を予定
※エアウォレット利用中の人も、口座を追加登録すれば500Pontaポイントがもらえる(本人確認を実施済みの人が対象)

●リクルートポイント「【最大2500ポイント】エアウォレットへ銀行口座登録キャンペーン」は→こちら

キャンペーンにエントリーする手順

キャンペーンにエントリーする手順1

まず、リクルートのキャンペーンサイトを開きましょう(左写真)。次に、画面下にある「エントリー」をタップします(右写真)

キャンペーンにエントリーする手順2

PontaWeb画面ではリクルートIDでログインしましょう(左写真)。これでエントリーが完了しました(右写真)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はエアウォレットを利用して複数の銀行口座を登録して、銀行間で無料送金する方法を紹介しました。

筆者はみずほ銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、イオン銀行など、10以上の銀行口座を持っています。

たとえば、月末支払い時に楽天銀行の口座にお金が足りないときは、エアウォレットを使うことで不足金額をほかの銀行から手数料無料で移行できるので、とっても便利だと思います。

初回登録はなかなか面倒ですが、登録を済ませたあとは複数銀行口座の管理が楽になりますので、ぜひ利用してみてください。

すずきあきら
編集・ライター。パソコン通信時代からネットワークに接しWi-Fiやインターネット、SNSなどに精通。30年に渡って、パソコンやスマホ関連のムック本や雑誌記事を手がけてきた大ベテラン。最近は格安SIMなどのケータイ料金やアプリ、通信費全般の記事を執筆することが多い。

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