物価上昇が続く今、クーポンやポイントなどを駆使してやりくりをしている人も多いのではないだろうか。お店によってはレジで提示するポイントカードを複数から選ぶ場合もあり、どれを提示しようか迷うこともあるだろう。実際、どのポイントサービスがよく使われているのか、どのくらいお得に感じているのか気になる人も多いはず。今回はポイントサービスに関する調査結果を紹介しよう。
貯めているポイントでは「楽天」が3年連続でトップ
ジー・プランが2024年3月6日~3月10日の間に実施した「ポイントサービスに関する市場調査」の調査結果を発表した。
現在貯めているポイントは「楽天ポイント」が68.3%と3年連続トップ。続いて、2位は「Tポイント」の49.6%に。2024年4月22日から「Vポイント」へ統合されたこともあり、今後の動向に注目だ。そして、3位には「PayPayポイント」がランクインし、昨年の5位より伸びが見られた。4位、5位の「Pontaポイント」「dポイント」は昨年と数値がほぼ変わらない結果になった。
また、最も貯めているポイントについて調査すると、「楽天ポイント」が39.4%と昨年と変わらず順位がトップに。「PayPayポイント」が15.1%で2位にランクインした。定期的にポイント還元キャンペーンが行われていることもあり、今回のランクアップにつながっているのだろう。
続けて、2023年の1年間に貯めたポイントでどのくらい得をしたと感じているか調査したところ、金額に換算した平均値は22,150円だった。前回は25,710円でやや下がりが見られるのは、PayPayポイントの自治体キャンペーンの落ち着きによるものだと考えられる。
消費者が感じるポイントサービスの魅力、あったらうれしいサービスは?
では、消費者にとって魅力的なポイントサービスとは何だろうか。調査結果によると、「還元率が高い」が59.7%と最も高かった。続いて、47.3%が「貯まったポイントを使いやすい」と回答。そのほか、「参加している店舗やサービスの数が多い」「ボーナスポイントなどのキャンペーンが多い」「有効期限が長い、有効期限がない」といった回答が約3割に。キャンペーンや店舗の多さ、ポイントの使いやすさ、還元率の高さを網羅したポイントサービスを求めている傾向だ。
さらに、「こんなことでポイントを貰えたらうれしいと思う行動」については、「誕生日や記念日のプレゼント」と回答した人が37.9%、「実店舗への来店」が37.0%、「オンラインサービスへのログイン」が33.7%という結果に。店舗独自のサービスとして見かけることが多いものだが、大手共通のポイントサービスでも同様に利用が始まれば、利用数の増加につながるだろう。
ポイントの使いやすさや還元率の高さだけでなく、新しいポイント付与サービスにも期待したいものだ。
出典元:【ジー・プラン】