「現金をほとんど持ち歩かない」という人も珍しくない時代となり、もはや生活に欠かせないキャッシュレス決済。クレカ、電子マネー、コード決済などさまざまな手段があるが、あなたが一番よく使うのはどれだろうか。さらに、支払い方法が複数ある時はどれを使おうか迷うことも多いだろう。今回はキャッシュレス決済のなかでも何が一番利用されているのか、紹介していこう。
最も利用されているキャッシュレス決済はクレカ
クレジットカード研究Labでは、10代以上の男女349名を対象に、国民がキャッシュレス決済を積極的に使うために望んでいることについてアンケートを実施した。その結果によると、最も利用されているキャッシュレス決済はクレジットカードを利用している割合が36.87%と最も高く、次いで電子マネーが27.59%、コード決済が24.54%、デビットカードが10.08%だった。使用していないと答えた人は1%にも満たず、ほとんどの人が何らかのキャッシュレス決済を利用しており、年代を問わず広く普及している。
年代別に見ると、20代で現金を最も利用していると答えたのは5.88%で、9割以上の20代はキャッシュレス決済が最も利用していることに。また、30代以上となるとクレジットカードを最も利用すると答える人が多いのに対し、20代はコード決済が最も多いことも注目すべきポイントだろう。クレカは比較的昔からあるキャッシュレス決済方法であるため主流ではあるものの、そのうちにコード決済が席巻する時代になるかもしれない。
クレカに求める付加価値はデザインの多様性
ここからはキャッシュレス決済のうちクレジットカードをピックアップ。「ポイント還元率強化・特典増加・デザイン・素材」の4要素のなかで、今後のクレジットカードに最も求めるものについて質問した。結果は、89.97%の人が「ポイント還元率強化」と回答。現金で支払うよりもお得感のある点が、クレカの利用につながっていると言えるだろう。
確かに、さまざまなクレジットカードのなかでどれを選ぶか考える時、その企業への信頼やよく利用する施設との提携を考慮する場合もあるが、そうでない場合はポイント還元率を比較して選ぶのではないだろうか。もしかしたら、利用店舗によって還元率が変わることも把握したうえでクレカを選んでいるという猛者もいるかもしれない。
また、クレジットカードにどんな付加価値があれば使いたいかという質問に対して、最も回答が多かったのが「デザインの多様化」だった。「自分の描いたイラストなどでカスタマイズ」「推しのコラボデザイン」「シンプルなデザイン」など、デザインに求めるものが多様であることがわかる。
還元率アップに関する要望では、「誕生日特典として還元率アップ」「一時的に還元率が上がるキャンペーンの開催」など、常時でなくても還元率があがれば、ユーザーの満足度は上がりそうだ。もしかしたら消費者が驚くようなクレカが登場する日も来るかもしれない。