意外と知らない首都圏の鉄道利用で貯まるポイントサービス、最大17%還元も!

日本最大規模の地下鉄路線東京メトロでは、交通系ICカードは「PASMO(パスモ)」、ポイントは「メトポ(メトロポイントクラブ)」、クレカは「To Me CARD」となっています。もちろん、これらは都営地下鉄ユーザーでも同じサービスが受けられます。

東京メトロでは、PASMOとメトポを連携させることでポイントが貯まり、To Me CARDで定期券を買ったりチャージすることで、さらにお得に貯められます。

メトポはランクスコア制になっており、シルバーランクで2%、ゴールドランクで5%、最高ランクのプラチナランクでは10%もポイント還元されるようになっています。

PASMOとメトポを連携させると、定期券の所持、休日メトロ放題の利用などでランクスコアが決まり、ランクが上がると最大10%還元されます(画像はメトポ公式サイトより引用)

メトポ会員ランク設定がこちら。シルバーランクで2%、ゴールドランクで5%、最高ランクのプラチナランクでは10%もポイント還元されますので、東京メトロ利用者は今すぐ登録しておきましょう(画像はメトポ公式サイトより引用)

また、東京メトロのクレカ「To Me CARD」をメトポに登録すると乗車回数ポイント、電子マネーポイント、クレカ決済ポイントが貯まるほか、カード会社ポイントやANAマイルのポイント交換なども可能です。

「To Me CARD」をメトポ登録すると、乗車回数ポイントがもらえます。クレカの種類によってポイント数は異なりますが、平日1乗車で最大20ポイント、土休日1乗車で最大40ポイントも貯まります(画像はToMeカード公式サイトより引用)

To Me CARDで東京メトロの定期券などを購入すると、1,000円につき5ポイント、さらにカード会社のポイントも1ポイントもらえます(画像はToMeカード公式サイトより引用)

カード会社のポイントは200ポイント=1,000メトポに交換可能。ANAマイルは等価でメトポに交換できます(画像はToMeカード公式サイトより引用)

●PASMO公式サイトは→こちら
●ToMeカード公式サイトは→こちら
●メトポ公式サイトは→こちら

京王電鉄はPASMOで複数回乗車すると最大17%ポイント還元!

新宿や渋谷から、八王子、高尾山など広大な住宅街を擁する京王線では、「京王トレインポイント」と住信SBIネット銀行と提携したネットバンク「京王NEO BANK」が利用できます。ただし、京王電鉄独自の交通系ICカードはないので、ポイントを利用するにはPASMOとの連携が必須となっています。

まず、京王アプリ内の「京王トレインポイント」に登録したPASMOで、1カ月間に同一運賃区間を複数回乗車すると、利用回数に応じた割合で最大14%もポイント還元されます。

また、モバイルPASMOの場合は複数回乗車ポイント還元に加え、1回目から乗車ごとに3%がポイント還元されるので、最大で17%も還元される可能性もあります。

京王トレインポイントに登録したPASMOで1カ月間に同一運賃区間を複数回乗車すると回数に応じてポイント還元されます。月33回以上なら14%ももらえますよ(画像は京王トレインポイント公式サイトより引用)

モバイルPASMOの場合は複数回乗車ポイント還元だけでなく、別に1回目から乗車ごとに3%も付与されます(画像は京王トレインポイント公式サイトより引用)

京王電鉄ではほかにもお得な制度があります。それは、京王NEO BANKを利用することで、京王トレインポイントが貯まること。詳細は下記で確認してほしいのですが、預金額に応じたポイント還元や給与・年金受取、口座振替、住宅ローンでもポイントがどんどんもらえます。

もちろん、貯まった京王トレインポイントは、セブン銀行ATMを利用して1P=1円としてPASMOにチャージできますし、京王NE0 BANK口座に1P=1円として手数料無料で交換可能です。また、京王百貨店など京王グループのショップで買い物するなら、1P=1.1Pとして京王ポイントに交換することも可能。これなら10%も加算されるのでかなりお得ですね。

■京王NEO BANKでポイントが貯まるサービス
【1】円預金:3~100ポイント/月
【2】外貨預金:10~300ポイント/月
【3】口座振替:5ポイント/件
【4】給与・年金受取:30ポイント/月
【5】デビットカード:利用額の0.5%
【6】住宅ローン:1万~12万ポイント

●京王電鉄公式サイトは→こちら
●京王トレインポイント公式サイトは→こちら
●京王NEO BANK公式サイトは→こちら

貯まった京王トレインポイントは、PASMOや京王NEO BANKに1P=1円として交換できるほか、京王ポイントへは1P=1.1P(10%UP)として交換できます(画像は京王トレインポイント公式サイトより引用)

京急電鉄は複数回利用で最大12%ポイント還元

羽田へのアクセスが抜群に良い京急電鉄では、京急プレミアポイントが用意されています。独自の交通系ICカードはなく、やはりPASMOを利用することになりますが、京急プレミアポイントに登録済みPASMOで京急電鉄を利用することで、ポイントが貯まっていきます。

まず、登録したPASMOを使って1カ月間で同一運賃区間を複数回乗車すると、「リピートポイント」として回数に応じた京急プレミアムポイントが貯まります。24回以上で10%ポイント還元されますが、モバイルPASMOの場合は2%が加算され最大12%もポイント還元されるのです。

京急プレミアポイントに登録したPASMOを複数回利用すると最大10%、モバイルPASMOなら2%加算で最大12%も還元されます(画像は京急プレミアムポイント公式サイトより引用)

また、京急プレミアポイントはポイント専用カード以外に対応クレジットカードも選べ、このクレカからPASMOにチャージすることでもポイントが貯まります。

年会費無料のクレカ「京急プレミアムポイントカード」の基本還元率は、加盟店以外の場合0.5%(ゴールドカードは1%)しかありませんが、PASMOのオートチャージを利用すると200円につき1P(0.5%)が上乗せされ、1%ポイント還元となります。

京急プレミアムポイントカードからPASMOへのチャージでも、京急プレミアムポイントが1%ほど貯まります(画像は京急プレミアムポイント公式サイトより引用)

●京急電鉄公式サイトは→こちら
●京急プレミアポイント&カード公式サイトは→こちら

まとめ

いかがでしょうか? 首都圏ではJR東日本を始め、さまざまな鉄道会社が独自のポイントサービスやクレカ連携をしています。とくに、百貨店を運営している鉄道会社の場合はポイントが貯まりやすく、ポイントも使いやすいでしょう。

また、最近は鉄道会社がネットバンクサービスを提供するのがトレンドになっており、専用支店に口座を開設すると、ポイントが貯まったり独自の特典も得られます。

これを機会に、自分がよく利用している鉄道のポイントサービスをよく調べてみてはいかがでしょうか?

西澤浩一
アニメやゲーム、ニコニコ動画関連書籍の編集に携わり、今ではオーディオ、生活雑貨、マネーなどさまざまなジャンルに手を広げている。趣味は乗り鉄であり、休日はフリーきっぷ片手に日本全国を徘徊中。お気に入りは青春18きっぷで乗れるリゾートしらかみ。他にもゲーム、マンガはもちろん映画鑑賞も趣味のひとつ。

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