PayPay、楽天、Vポイント…などさまざまなポイント制度があるが、お得にポイントを貯めるために、利用するサービスをなるべく絞る人もいるのではないだろうか。メインで使っているポイントサービスがあるものの、よりお得に使えるポイントサービスを探している人もいるはず。今回は、ポイントを軸にサービスを複数またいで利用できる「ポイント経済圏」についての調査内容を紹介しよう。
約6割がポイント経済圏を意識している
MMD研究所は、2024年7月5日~7月8日、18歳~69歳の男女25000人にインターネット調査を実施した。
ポイント経済圏に対する意識について質問したところ、「意識している」が61.5%、「意識していない」が38.5%となり、半数以上がお得にポイントを貯めることについて意識していることが分かった。さらに、ポイント経済圏別で見てみると、楽天経済圏が43.9%、PayPay経済圏が29.8%、Vポイント経済圏が26.5%となった。楽天経済圏は、クレジットカードや電子マネー利用をはじめ、ECサイト、提携ガソリンスタンドや飲食店などポイントが付与されるシーンが数多くある。そのため、普段から意識しやすい環境にあるのだろう。
イオン経済圏利用者は約77%が満足している
ポイント経済圏に対する意識について見てきたが、実際に利用している人はポイント経済圏についてどれくらい満足しているのだろうか。
MMD研究所は各ポイント経済圏のメイン利用者2500人を対象にポイント経済圏についてインターネット調査を実施。メインで利用している経済圏の総合満足度について質問したところ、「満足」と「やや満足」を合わせた割合は、イオン経済圏がトップで77.2%となった。イオン経済圏では、食料品や日用品を扱うイオングループのスーパーで「WAONポイント」が付与されるだけでなく、割引やポイントアップのキャンペーンが定期的にあり、お得感を感じながらポイントを貯められる。
そのほか、イオン銀行、イオンクレジットカード、イオンモバイルなどサービスが多岐に渡り、ポイントを貯めやすい状況であるのも満足度につながっているのだろう。また、「WAONポイント」をドラッグストアチェーンのウエルシア薬局で活用するという方法もある。毎月20日の「お客様感謝デー」で「WAONポイント」を利用すると、ポイントの1.5倍相当の金額分使えるというものだ。お得に貯められるだけでなく、活用できるのも満足度を後押ししているのだろう。
続いて、2位がPayPay経済圏で76.4%、3位が楽天経済圏で72.2%という結果に。どちらも定期的なキャンペーン、還元率の高いキャンペーンが設けられているサービスだ。
ポイント経済圏の見直しを考えているのであれば、普段の生活で使うサービスを中心に探してみるのはどうだろうか。
出典元:【MMD研究所】
※サムネイル画像は(Image:「イオンカード」公式サイトより引用)