ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのユーザーは、数多く存在する共通ポイント・金融サービスの中から、一体どれを選択しているのでしょうか。今回は、通信4キャリアユーザーの共通ポイント・金融サービス利用に関する調査をご紹介します。
共通ポイント・金融4サービスのクロスユース、楽天モバイルは5サービスがトップに
MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所では、8歳~69歳の男女25000人を対象に「通信4キャリアユーザーの共通ポイント・金融サービス利用に関する調査」を実施。
まずはじめに「共通ポイントと金融サービスのクロスユース状況」を質問すると、楽天モバイルは「ポイント」「クレジットカード」「QR・バーコード決済」「銀行」「証券」と5サービスすべて、docomo、au、SoftBankは「ポイント」「QR・バーコード決済」の2サービスでクロスユースの利用が1位となりました。楽天モバイルにおいて5サービスすべてがトップとなったのは、楽天グループのサービスの利用でポイントが貯まりやすい点が要因として考えられます。
キャリアのグループ会社が提供する共通ポイント/QR・バーコード決済を利用する傾向に
次に大手4キャリアの通信サービスをメイン利用していて共通ポイントを活用している15304人を対象に、「現在活用している共通ポイント」をたずねたところ、docomoは「dポイント」、auは「Pontaポイント」、SoftBankは「PayPayポイント」、楽天モバイルは「楽天ポイント」がそれぞれもっとも多い回答になりました。各キャリアのグループ会社が提供する共通ポイントを利用する傾向が強いようです。
また、大手4キャリアの通信サービスをメイン利用していて、QR・バーコード決済を利用している12158人を対象に「現在利用しているQR・バーコード決済」についてもたずねました。その結果、docomoは「d払い」、auは「au PAY」、SoftBankは「PayPay」、楽天モバイルは「楽天ペイ」がそれぞれ最多の割合に。
QR・バーコード決済は共通ポイントと同じく、各キャリアのグループ会社が提供するものを利用する傾向にあることがわかりました。
大手4キャリアユーザーともに「楽天証券」の利用がもっとも多い
次に、大手4キャリアの通信サービスをメインで利用していて、銀行・金融機関を利用している15376人を対象に「現在利用している銀行・金融機関」についてたずねると、docomo、au、SoftBankは「ゆうちょ銀行」、楽天モバイルは「楽天銀行」がもっとも多い回答になりました。
そして最後に、大手4キャリアの通信サービスをメインで利用していて、証券会社を利用している6097人を対象に「現在利用している証券会社」を質問。すると、どのキャリアも「楽天証券」がもっとも多く、「SBI証券、SBIネオトレード証券」、「野村證券」といった回答が続きました。
今回の調査結果から、共通ポイント・金融4サービスのクロスユースは各キャリアのグループ会社が提供するサービスが多いと判明しました。その中で、楽天グループが提供するサービスは、他キャリア利用者からも人気が高いことが伺えます。
銀行や証券など、様々なサービスを幅広く展開する「楽天」は、今や“なくてはならない存在”なのかもしれません。
出典元:【MMD研究所】