決済方法の王者は依然「現金」クレカやQRコード決済を20ポイント上回る人気【Freeasy調べ】

2024年7月3日に新札が発行され、手元に届いた人もいるだろう。紙幣に描かれる肖像画やデザインが話題になったばかりだ。決済方法の種類が増えているものの、やはり現金が使いやすいと思う人もいるはずだが、今回の新札の発行が決済のあり方に影響を与えるのだろうか。決済に関する調査を紹介しよう。

普段の決済方法は「現金」が多数

クレカ、QRコード決済はポイント還元が多くあるものの、まだまだ「現金」での決済が根強い(「Freeasy(フリージー)」調べ)

アイブリッジ株式会社が展開するセルフ型アンケートツールFreeasy(フリージー)では、2024年6月27日15歳以上の男女1000人に決済に関するインターネット調査を実施した。

普段の決済方法について質問すると、「現金」が74.3%で最も高く、次いで「クレジットカード」が55.2%、「QRコード・バーコード決済」が54.1%だった。「現金」と「クレジットカード」の間では、約20ポイントの差があることが判明し、「現金」での決済が多いことが分かった。さらに、「交通系電子マネー」は33.6%で、「QRコード・バーコード」より20ポイント低い結果となった。

(「Freeasy(フリージー)」調べ)

続けて、今後利用していきたい支払い方法について質問したところ、「クレジットカード」が55.3%、「QRコード・バーコード」が54.4%、「現金」が53.1%とほぼ同率で並ぶ結果となった。「クレジットカード」や「QRコード・バーコード」での決済は、手軽にできるだけでなく、決済用の機器が導入されている店舗が多いことも利用していきたいという思いにつながるのだろう。

新札発行に対して肯定派は約3割

新札発行に対する肯定派は、否定派の約2倍(「Freeasy(フリージー)」調べ)

普段の決済では現金派が多いことがわかったが、新札発行についてはどのように感じているだろうか。「良いことだと思う」と回答した割合が31.0%、「良いことだと思わない」が15.8%で、肯定派は否定派を倍のポイントで上回った。だが、「どちらとも言えない」と回答した割合は53.2%で過半数を占める結果となった。

そもそも新札発行の目的は偽造防止対策と言われており、新紙幣に変わったところであまりメリットを感じられることがないため、「どちらとも言えない」と回答した人が多いのだろう。実際は、誰でも使いやすいようにユニバーサルデザインが導入され、指で触って券種を識別できたり、額面の数字が大きく識別しやすくなったりと工夫が施されている。

現金を使用していきたいと考える人は約半数だったが、キャッシュレス決済がより普及したとしても現金決済がなくなることはないだろう。むしろしばらくは新札だからこそ使ってみたいと考える人がいるかもしれない。

出典元:【Freeasy(フリージー)

※サムネイル画像(Image:DenPhotos / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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