一般的なクレジットカードに比べて、年間費が高いといわれるゴールドカードをあなたは所有しているだろうか。ゴールドカードを所有する理由は「お金に余裕がある」と見栄を張るためにあるものかと思いきや、どうやらそういうわけでもないらしい。年間費を払ってまでゴールドカードを所有する理由は何なのだろうか。今回は、ゴールドカードの利用についての調査結果を紹介しよう。
約3割がポイント還元率を魅力にゴールドカードを発行
株式会社ゼロアクセルが運営するゼロメディアでは、2024年7月27日~30日、クレジットカードの利用経験者男女1050人を対象にアンケート調査を実施した。ゴールドカードの所有については、40.4%が「はい」と回答。
ゴールドカードを作った理由について質問すると、第1位が「ポイント還元率が高い(27.4%)」で、ポイントの貯まりやすさをもとに選んでいるようだ。第2位には「空港ラウンジを利用したい(14.4%)」、第3位には「インビテーション(招待状)を受けた(13.0%)」、第4位には「付帯保険が充実している(9.2%)」が理由として挙げられ、ゴールドカードに付帯する特典などを目的に所有したいと考える人が多いようだ。そして、意外にも「ステータスが高くてかっこいい(7.8%)」との回答は第5位となり、ゴールドカード所有者は所有することの満足感よりも、ゴールドカードの機能にメリットを感じ、カード発行に至ったようだ。
500~750万円未満の人が最も多くゴールドカードを申し込んでいた
高所得者が多いイメージのゴールドカードだが、いったいどんな人がゴールドカードに申し込んでいるのだろうか。ゴールドカードに申し込んだ時の年収について質問すると、最も高いのが「500~750万円未満(19.1%)」。次いで、「300~500万円未満(17.2%)」「750~1,000万円未満(17.0%)」だった。国税庁の「令和4年『民間給与実態統計調査』」によると、平均年収は458万円。年収はカード申し込みにあまり関係ないのかもしれない。
では、ゴールドカードを申し込む際は、どんな点に注意したらよいのだろうか。最も重視したポイントについて質問すると、「ポイントが貯まりやすい(30.2%)」が最も高く、「年間費の安さ(16.7%)」「特典・サービスの充実度(11.6%)」が続いた。クレジットで買い物をよくする人は、これらの点を参考に選ぶとよいだろう。
ゴールドカードの門戸は意外と開かれており、クレジットカード利用者のうち4割がゴールドカードを所有している結果となったが、クレジットで買い物をよくする人、旅行をよくする人であればポイントが貯まりやすいだろうと考えられるため、ゴールドの入会を視野に入れてみてもいいかもしれない。
出典元:【ゼロメディア】
※サムネイル画像は(Image:「楽天カード」公式サイトより引用)