お年玉など「ちょっとしたお小遣いを子どもや孫に贈る機会」にも、QRコード決済が定番の手法になりつつあります。
たとえばPayPay株式会社が依頼し、株式会社マクロミルが2023年12月に実施したお年玉に関する意識調査によると、「お年玉をキャッシュレスでもらいたい」と回答したのは全体の約4割。さらにそのうち約9割がPayPayでもらいたいと回答したそう。
この調査はお年玉を対象としていますが、お小遣いやお駄賃なども同様にキャッシュレスで受け取りたいと考えている「子ども」「孫」もほぼ間違いなく多いでしょう。
一方、その対極にあるのが「QUOカード」や「図書カード」。キャッシュレスのこの時代においてもQUOカードや図書カードは変わらず「お小遣いやお駄賃の手段」として便利です。QRコード決済では得られない、QUOカードや図書カードの便利さや特徴を改めてご紹介します。
スマホ不要で、物理カード単体で利用できる
QUOカードや図書カードの最大の特徴は、物理カード単体で利用できる点です(※QUOカードの場合、スマホで使えるデジタルギフトQUOカードPayもあります)。
そのためスマホをまだ所有していない年代の子どもへのお駄賃としても利用可能。「お小遣いやお駄賃はあげたいけれどスマホアプリの課金などにはそのお金を利用してほしくない」「そもそも子どもや孫にまだスマホを渡していない」という場合のプレゼントにも向いていると言えます。
つまり親が監視しづらい用途に使われることを避けるため、幼い子どもや孫へのプレゼントとして、やはり2024年現在でもQUOカードや図書カードは現実的かつ便利な贈り物です。
手渡しが可能でプレゼント性が高い
QUOカードや図書カードには「実物を手渡しできる」という大きな特徴があり、ギフト性が高く、見た目が華やかです。
たとえば、お祝いや感謝の気持ちを込めて手渡しすることで、デジタルより心のこもったギフトとして受け取ってもらえます。QRコード決済で「デジタル上でお金をやり取りする」だけでは味わえない「心のこもったギフト」としてお小遣いやお駄賃をやり取りできるはずです。のし付きのQUOカードや図書カードに一言、大切な子どもや孫へのメッセージを添えるのも良いですね。
書店など利用場所を限定できる
QUOカードは全国のコンビニやドラッグストア、ホームセンターで、図書カードは書店で使用できますが、この「使用できる場所が限定されている」という特徴は、実は大きなメリットとなっています。
現金での手渡しやQRコード決済での送金でお小遣いやお駄賃を渡すと、その用途を限定することが難しくなっていまいます。しかしQUOカードや図書カードであれば使い道をある程度制限できるため、自分の子どもや孫、また親族の子どもなどに贈るものとして無難な選択肢になり得ます。つまり、QUOカードや図書カードは親の教育方針に反しにくく、安心して贈れるプレゼントとして適しています。
基本的に有効期限がない
QUOカードは有効期限がありません。そのため、受け取った方は焦ることなく、好きなタイミングで使用することができます。デジタルポイントやクーポンと違い、突然の失効や価値の消失を心配する必要がないため、贈り手も受け手も安心して利用することができます。なお、図書カードNEXTは10年の有効期限があるので贈る際に注意してください。
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