プリペイド型電子マネーのひとつである「BitCash」。大手コンビニの店頭のPOSAカードコーナーで、黄色いカードを目にしたことがある方は多いのでは?
一方でこのBitCashを実際に店頭で購入し、使用したことがある方は少ないのでは。目にする機会の多さの割に使うことが少ない電子マネー「BitCash」では、具体的に何ができるのか解説します。
実は利便性が高いプリペイド式電子マネー「BitCash」
BitCashはネット上での電子商取引に使用できるプリペイド型の電子マネーです。1997年にサービスが開始され、多くのオンラインサービスで利用可能な決済手段となっています。BitCashの特徴は、事前に金額をチャージしておき、その範囲内で利用できる点。使いすぎの心配がなく、計画的な利用が可能となっています。
BitCashの販売店の主な例
BitCashは主要なコンビニやドラッグストアで購入することができます。たとえばセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマート、デイリーヤマザキ、ポプラ、イトーヨーカドー、ココカラファイン、まいばすけっと、ゲオ、マツモトキヨシ、ドン・キホーテなど。
個人情報の入力が不要かつ支払いが簡単
BitCashは購入したBitCashのひらがなIDを、利用したいサービスの決済画面で入力するだけで支払いが完了します。クレジットカード番号や個人情報を入力する必要がないため、セキュリティ面での不安が少なく、子どもから年配の方まで支払い手続きをスムーズに行える点も特徴です。
銀行口座からの直接チャージにも対応
BitCashは、銀行口座からのチャージにも対応しています。
2024年9月25日から、全国300以上の金融機関から手数料無料で直接チャージが可能になりました。これにより、ユーザーは自分の銀行口座から直接BitCashに資金を追加できるようになり、利便性が大幅に向上しました。
BitCashでできること(例)
BitCashでできることの一例をご紹介します。
スマホアプリの課金やストリーミングの支払い
BitCashは、様々なデジタルコンテンツの購入に利用することができます。特に、オンラインゲームやSNS、動画や音楽のダウンロードサービスなど、多くのウェブサービスでの支払いに広く使われています。クレジットカードを持っていない方や、定期的な支払いを管理したい方にとって、便利な決済手段といえるでしょう。
「ビットキャッシュメンバーズ」サービスの利用
BitCashには、「ビットキャッシュメンバーズ」という無料の会員サービスがあります。このサービスに登録すると、「マイビットキャッシュ」という会員専用のBitCashを利用することができます。マイビットキャッシュの特徴は、通常のBitCashとは異なり、チャージが可能な点です。また、会員になると利用明細の確認ができるようになり、利用履歴の管理や残高の確認もより詳細に行えるようになります。
利用の注意点
BitCashは換金を行うことや、その恐れがある行為は禁止されています。また、BitCashには有効期限があります。通常、発行の翌日から10年間有効ですが、残高を引き継いだ場合新たな有効期限は引き継ぎの翌日から10年間です。
総じてBitCashは銀行口座から直接チャージが可能な、子どもから年配の方まで使える電子マネー及び決済手段です。そしてプリペイドカードがコンビニやドラッグストアから手に入りやすく、安全性が高い決済手段です。
たとえば年配の家族が「インターネットで商品を購入したい」と述べている場合、インターネットに詳しくない親族に対して「ECサイトにクレジットカード番号を登録すること」を勧めるのは抵抗がある方もいるのでは? そうした際に、ぜひ代替手段としてBitCashを提案してみてはいかがでしょうか。
※サムネイル画像は(Image:「BitCash」公式サイトより引用)