【悲報!】AliPay(アリペイ)の外国人向け「Tour Pass」が5%の手数料を徴収!

2019年11月、中国のQRコード決済「Alipay(アリペイ/支付宝)」が、ようやく外国人も利用できるようになったというニュースは、すでにオトナライフでもお伝えした。ところが、「Alipay」の外国人向け「Tour Pass」では、2020年1月3日から5%の手数料を徴収することになったという。今回は「Alipay(アリペイ/支付宝)」の手数料について解説しよう。

2019年11月から外国人旅行者も「Alipay」が使える!

(Image:rafapress / Shutterstock.com)

 日本でもようやくPayPayや楽天PayといったスマホによるQRコード決済が普及してきたばかりだが、中国では数年前からコンビニはもちろん、屋台、タクシー、シェア自転車などの料金もすべてQRコードで手軽に支払えるようになっている。中国でQRコード決済が利用できないと何かと不便なのだ。ところが、中国のQRコード決済を利用するには現地の銀行口座が必須となる。出張で長期間、中国に滞在するような人でなければ簡単に銀行口座を開くことはできないため、短期間の外国人旅行者が中国へ行っても、便利なQRコード決済は利用できなかったのだ。
 そんな中、2019年11月5日に「Alipay(アリペイ/支付宝)」は、外国人旅行者がQRコード決済を使用できるミニプログラム「Tour Pass(ツアーパス)」のサービスを開始した。これによって、ようやく日本人旅行者も、中国で便利な「Alipay(アリペイ/支付宝)」のQRコード決済を利用できるようになったのだ。

「Alipay」に電話番号、パスポート、クレカ情報などを登録することで、外国人旅行者もクレカからのチャージが可能となる。コンビニやタクシー、レストランなどの決済に利用できるので非常に便利なのだ

スマホに「Alipay」アプリをインストールしたら、ミニプログラム「Tour Pass(ツアーパス)」を開いて必要な情報を入力すればいい

実は「Alipay」の利用手数料は7%以上になる?!

(Image:alibaba.co.jp)

「Alipay(アリペイ/支付宝)」の「Tour Pass(ツアーパス)」の登録には、名前、生年月日、パスポート番号などの登録が必要だが、現在は、日本で発行されたVISA・MasterCard・JCB・アメックス・ダイナースによるクレカチャージに対応している。最低入金額は100元からで上限は2,000元まで。実際には上海銀行のプリペイドカードとして提供されており、プリペイドカードは90日間有効。有効期限を過ぎると残高は自動的に払い戻される仕組みになっている。
 この便利な「Alipay(アリペイ/支付宝)」の「Tour Pass(ツアーパス)」は、当初は手数料無料で利用できた。ところが、2020年1月3日からチャージに対して5%の手数料を徴収することになったのだ。もちろん、別に日本のクレカのカードショッピング手数料2%や、クレカの中国元両替手数料も0.4%程度かかるので、実質7%以上の手数料がかかることになり、現地で両替する手数料よりもかなり割高になる。また、支払いを「Alipay」だけに頼ると、スマホのバッテリーがなくなったり、エラーなどで使えない場合に困ることになるので、やはり多少の現金(中国元)は必要になるだろう。

●Alibaba JAPAN(公式)は→こちら

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文=今井真人/フリーライター

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