「ジャンボ宝くじ、1等○億円!」。そんなテレビから聞こえてくる謳い文句に、「億単位のお金は惹かれるけど、1等が当たる確率って実際どれくらいなんだろう」と疑問に思ったことはないだろうか。実はその確率は、「“とある自然現象”と同じくらい」と例えられている。
今回はそんな1等をはじめとした宝くじの当選確率を、様々な確率に例えてお伝えしていきたい。
1等はやはり“シビれる”ほどの衝撃だった
まずジャンボの1等の数と当せん確率をご紹介すると、9月下旬発売の「ハロウィンジャンボ宝くじ」では全体を通して1等3億円が11本。1ユニット(1,000万枚のセット)に1枚、1等が入っている。つまり、1等の当せん確率は1,000万分の1だ。
1,000万分の1という数字は、一説には「人が雷に打たれる確率」と同等だという。夏場の夕方などゴロゴロと雷が鳴っている場面に出くわすことも多いが、“実際に雷が落ちてきた”当事者には出会ったことがない人のほうが圧倒的多数派だろう。身近なところに1等当せん者がいないのも当然かもしれない。さらにこの確率は、55,000人収容の東京ドームを181回満員にしてやっと一人1等が出る計算になり、日本の都市で例えれば神奈川県の人口910万人全員が1枚ずつ買ったとしても1等が出るとは限らないのだ。
余談だが、人に雷が落ちてくる確率が1,000万分の1であるのに対し、人に隕石が落ちてくる確率は100億分の1とさらに上を行く低確率だとされている。「1等を当てるのは隕石が落ちてくるより1,000倍も起こりやすい」と考えれば、少し当たるような気になってくるだろうか?
1等以外の身近な出来事と近しい中位賞も魅力
天文学的な数字にめまいを覚えた人もいるかもしれないが、一度“3億円”から視点を変えてみよう。たとえば当せん金100万円の3等は、1ユニットに1等の100倍となる100本含まれているため、1,000万分の100=10万分の1の確率となる。そのままだとちょっと縁遠い雰囲気かもしれないが、一方で四葉のクローバーを見つける確率はおよそ1万分の1と言われている。四葉のクローバーを10本見つけるのと同程度であれば、人生に数回チャンスが訪れても良さそうな気がしてこないだろうか。
さらに当せん金1万円の4等はもっと増えて1ユニット2万本、その確率は500分の1にまで上昇する。電車の車両の定員がおよそ150人とされており、11両編成の山手線の中で3人は1万円をゲットしている計算になる。満員電車となればその倍はいてもおかしくない。
1等の当せん確率は、たしかに“人生を変える”レベルの出来事だ。だが、1等に限らないで見てみれば、意外に身近な出来事のように感じられる人もいるだろう。そんな“ちょっとした出来事”も狙いながら大きな夢を見るのも、宝くじの楽しみ方のひとつかもしれない。
参照元:宝くじの当たる確率2020年は?交通事故や隕石に例えると・・・!【気になる話題・おすすめ情報館】
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