残業時間の削減が叫ばれる今、もらえていた残業代の補填として副業を、と考えている人もいるだろう。コンビニの夜間のアルバイトなどを検討してもよいのだが、シフトを事前に出さなければならないし、本業での突発な残業があると、シフトに入れず信用を失うことになる。そこで、シフトを気にせずに空いた時間を利用して、散歩がてらにお小遣い稼ぎができる仕事を検討してみよう。その仕事は、自動販売機の設置場所候補を探すというもの。サラリーマンでも空いた時間を使って気軽に始められるのが魅力だ。
初期費用として名刺作成代が必要
(Image:Tupungato / Shutterstock.com)
自動販売機の設置場所探しができるのは「自動販売機設置場所探しS.D.S」(http://jihanki-sds.com/)というサイトだ。まず登録フォームから名前や住所、電話番号などの情報を入力して担当者からの連絡を待つ。電話面接がパスできればすぐに仕事が始められる。初期費用として営業用の名刺作成費用が実費(名刺代4,320円+送料・手数料)がかかる。名刺が届いたら、サイトにアップされている営業資料を使って、散歩がてら設置場所探しを始めよう。
自動販売機を設置できそうな場所を見つけたら、その場所の所有者と交渉する。所有者が「設置に関しての話を聞いてみたい」という状態になればいったん仕事は完了となる。担当の営業マンがその所有者と交渉を続け、自動販売機の設置に至れば報酬が支払われる仕組みとなっている。自動販売機は多くの場所に設置されているが、競合となるメーカーの設置提案ができれば、まだまだ新規設置の可能性は高いビジネス領域だ。もし本業で外回りをしているなら、それこそ昼休みなどの時間を利用して設置できそうな場所を探してみよう。人がたくさん集まるオフィス街のほうが設置が決まったときの報酬が高くなるはずだ。
同サイトで公開されている報酬の例。東京23区であれば最大5万円の収入になる
気軽に始められる仕事とはいえ、土地や建物の所有者と交渉するので、営業経験があるほうが収入につながりやすい。また、契約に繋がらないと収入が発生しないため、安定性は低いかもしれない。あくまで副業の一環としてするのがよい。