ここ数年で取り扱う店舗が急速に増えてきているQRコード決済。足しげく通う馴染みの飲食店でも使えるようになった、というビジネスパーソンもいるのではないだろうか。しかし会計時、お店に対してはクレジットカードなどキャッシュレス決済で支払ったものの、結局仲間内ではバタバタと現金をやりとりしていた、という経験を持つ人は多いはずだ。
今回はそんな煩わしい現金での割り勘が不要になる、割り勘機能を持つQRコード決済を3つご紹介していきたい。
割り勘においても有能なPayPay
最近はコロナの影響で飲み会などは自粛されがちだが、同期のように親しい間柄で飲食店を訪れた場合、たいていは各自で支払うか割り勘となるだろう。これまでは代表者がクレジットカード決済をしながら、同席したメンバーから個別で現金を受け取っていたかと思われる。しかしQRコード決済の普及で、その受け渡し作業も無くすことができるのだ。
【割り勘機能のあるQRコード決済】
1.PayPay
QRコード決済の中でも高いシェアを誇るPayPayには、「わりかん」という決済機能が搭載されている。
まず代表者が食事代を“支払い後”、アプリ内で割り勘用のグループを作成しメンバーをグループに招待する。そして代表者がメンバーごとに請求額を設定し、内容を決定するとメンバー全員に支払い金額の通知が飛ぶ。その通知を承諾することで割り勘が完了するシステムだ。
このシステムの長所は、メンバーの作業の手軽さ。「グループに参加する」「支払いの承諾をする」だけで済むため、QRコードを表示したのちボタンを数回タップするだけだ。親しい相手であれば「前回やってもらったから今回はグループ作るわ」と持ち回りで代表者を務めるとちょうどいいかもしれない。
2.LINE Pay
メッセージアプリ・LINEのQRコード決済サービス「LINE Pay」にも、割り勘機能がある。
代表者は“支払い前に”LINE Payで「割り勘」をタップし、割り勘用のグループを作成する。するとグループのQRコードが生成されるため、メンバーはそれを読み取ってグループに入ろう。メンバー全員を加入させたら、代表者はLINE Payで店舗に支払いを済ませ、メンバーそれぞれへの請求額を設定して「割り勘をリクエスト」を選択する。そしてメンバーがリクエストを承認することで、割り勘が完了する流れとなっている。
3.楽天ペイ
正確には割り勘よりも個別会計に近い機能だが、「楽天ペイ」の「セルフ」でも割り勘が可能だ。
楽天ペイでは支払い方法でセルフを選ぶと、現在位置から近隣の利用可能店舗が表示されセルフ会計をすることができる。その機能を使って一人ひとりが支払いを済ませることで割り勘が完了するシステムだ。グループを作る必要が無く、ランチなど各自で手早く支払いを済ませたいときに便利だろう。
今回ご紹介したQRコード決済以外にも、プリペイドや銀行口座を使った割り勘用アプリも存在する。様々なタイプのサービスの中からあなたの生活スタイルに適した方法を探して、会計時にバタバタしないスマートな食事を楽しもう。
参照元:おすすめの割り勘アプリ5選!スマホ決済、個人間送金、一番お得なアプリはどれ?【オトクレ】