消費税増税を機にキャッシュレスへと動き出した日本。なかでも「PayPay」をはじめとしたQRコード決済の普及は飛ぶ鳥を落とす勢いである。ポイント還元キャンペーンなど、消費者にとって明確なメリットを付与するサービスがキャッシュレス決済には付随するため、お得感をダイレクトに感じられるのが最大の特徴だろう。
さらに、キャッシュレス化は企業だけでなく政府も積極的に働きかけている。「マイナポイント」もそのひとつ。連動するマイナンバーカードの普及を目的にしており、じわじわとその効果を発揮しているのだとか……。
今回は、マイナポイントの効果と、評判をお伝えしたい。
マイナンバーカードの取得率とマイナポイントの申し込み率
日本トレンドリサーチの調査によると、2020年7月の時点では、マイナンバーカードを「取得している」人は36.4%に留まっていたのだが、11月の調査では、49.6%の人が「取得している」と回答したとのこと。さらに、11月の調査では、マイナンバーカードを「取得していない」人が、今後「取得しようと思う」と回答した人は44.5%に上り、7月の調査よりも2.9%増加していた。
さらに、マイナンバーカードを「取得している」「取得しようと思う」と回答した人のなんと70.7%がマイナポイントの申し込みを「する(した)」と回答している。7月から着実に数字を伸ばしている驚愕の結果だろう。
どうしてもマイナンバーカードやマイナポイントの申請は、政府が絡んでいることもあり、申請の煩雑さが真っ先に思い浮かぶ人もいるかもしれない。しかし、なんとかそうしたイメージを払拭しようと、政府は7月からテレビCMで親近感を抱かせる戦略に乗り出しているようだ。俳優・舘ひろしと女優・深川麻衣がマイナンバーカードのPRキャラクター「マイナちゃん」の着ぐるみを着用し、マイナポイントの普及に励む姿を目にした人は多いはずだ。
さらに、マイナンバーカードを使用して予約・申込を行い、キャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をすれば、利用金額の25%分のポイントが還元されるマイナポイントの仕組みにデメリットはない。得をするだけである。そうしたマイナポイントを評価する口コミも多くあり、着実に普及しているのだろう。
ポイントの付与期間は2020年9月から2021年3月31日までで、先着4,000万人が対象という、期間限定・人数限定のキャンペーンだ。あなたもこのキャンペーンを逃さず、おトクの波に乗っていってはいかがだろうか。
参照元: <マイナポイント>申し込み率は79.6%に増加、7月時の調査と比較【日本トレンドリサーチ】