楽天カード10選! 本当はどのカードをどう使うのがいちばんお得なの?

楽天市場、楽天銀行、楽天モバイル、楽天トラベル……気が付けば“楽天商圏”にドップリ浸かっている人も多いのでは? そんな楽天の中核となるクレカ「楽天カード」だが、実は10種類もあるのをご存じだろうか? 果たして今持っている楽天カードが自分にピッタリなものなのか? もっと得する楽天カードはないのだろうか? そこで今回は、アナタに合った楽天カードがどれなのか、じっくり解説したいと思う。

楽天カードは10種類! どれを使うのがお得?

(Image:rakuten-card.co.jp)

 楽天市場、楽天銀行、楽天モバイル、楽天トラベル、楽天証券など、あらゆるネットサービスが揃っている「楽天」。もちろん、すべてのサービスで「楽天ポイント」を貯めたり使ったりできるので、いわゆる“楽天商圏”にドップリ浸っている人も多いのでは? そんな楽天商圏の中核となるのが、2020年6月時点で2,000万人以上の利用者をかかえる「楽天カード」である。
「楽天カード」と言われてすぐ思い浮かぶのはノーマルの「楽天カード」や、「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」あたりだろう。だが、実は楽天カードは全部で10種類あり、それぞれ年会費やポイント還元率、特典内容が大きく変わってくる。それぞれの特徴を把握しておけば、現在のアナタにピッタリな楽天カードを見つけるころができるはずだ。もちろん、これから楽天カードを作る人も、しっかりチェックをしてほしい。

【1】楽天カード

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【年会費】永年無料
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは3%
【利用額上限】100万円
【特典】海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)
楽天カードは→こちら

 もっともスタンダートな年会費無料のカード。加入条件はかなり緩いようで、18歳以上で仕事を持っている人ならほぼ審査が通るため、“日本一取得しやすいクレカ”と揶揄されることも……。通常のポイント還元率は1%だが、楽天カードで楽天市場の支払いをすると+2倍、つまり3%還元となる。なお、海外旅行保険は自動付帯ではなく、楽天カードでツアー代金を支払うことで加入できる。

【2】楽天ゴールドカード

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【年会費】2,200円(税込)
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは5%
【利用額上限】200万円
【特典】国内空港ラウンジ、一部の海外空港ラウンジが年間2回まで利用可能/海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)無料/ETCカード無料/海外トラベルデスクの利用が無料
楽天ゴールドカードは→こちら

 昔はステータスのあったゴールドカードだが、現在は安定した収入があれば、年会費2,200円で加入できる(20歳以上が条件)。楽天市場で年間11万円以上買い物をすれば年会費の元が取れる計算だ。もし、頻繁に楽天市場を使うなら、ポイント還元が5%になるゴールドカードを所持してもよいだろう。特典は国内の空港ラウンジが年2回まで無料になる程度。

【3】楽天プレミアムカード

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【年会費】1万1,000円(税込)
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは5%(誕生日は+1%)
【利用額上限】300万円
【特典】国内空港ラウンジ無料/無料ETCカード無料/海外トラベルデスクの利用が無料/プライオリティパス会員カード無料発行/海外・国内旅行・保険最高5,000万円(自動付帯4,000万円)/動産保険最高300万円
楽天プレミアムカードは→こちら

 年会費が1万1,000円もするプレミアムカードは、それに見合った特典が付く。とくに、世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティパス」(年会費429ドル=約4万5,000円)を年会費1万1,000円でもらえるのは、他のクレカと比較してもかなりお得。ほかにも海外・国内旅行保険5,000万円が自動付帯するほか、動産保険も300万円付くので、もし、仕事や旅行などで海外に行く機会が多いならおすすめ。なお、申し込めるのは20歳以上の安定収入のある人。

【4】楽天PINKカード

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【年会費】永年無料
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは3%
【利用額上限】100万円
【特典】海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)/カスタマイズ特典
楽天PINKカードは→こちら

 基本的にはノーマルカードと同じだが、PINKカードは「カスタマイズ特典」があるのが特徴。特典を受けるには月額330円がかかるが、楽天グループの優待サービスや映画、サロン、カラオケなどの割引券がもらえる。また、女性特有の疾病に対する保険を手厚く用意しているが、男性でも申し込みは可能。

【5】楽天銀行カード

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【年会費】永年無料
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは4%(楽天カードの引き落とし先が楽天銀行口座の場合)
【利用額上限】100万円
【特典】海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)/楽天銀行の普通預金金利が2倍(楽天カードの引き落とし先が楽天銀行口座の場合)
楽天銀行カードは→こちら

 楽天銀行のキャッシュカードと楽天カードが一体化した「楽天銀行カード」。カードの申し込みには楽天銀行口座が必須だが、普通預金の金利が2倍になるというお得な特典も(通常は年0.02%)。基本的な機能はノーマルカードと変わらず年会費もかからないので、楽天銀行の口座があるなら申し込んでもよいだろう。

【6】楽天ANAマイレージクラブカード

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【年会費】初年度無料(2年目以降は年1回の利用で税込550円の年会費が無料)
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは3%
【利用額上限】100万円
【特典】海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)/ANAマイレージクラブ機能つき
楽天ANAマイレージクラブカードは→こちら

 ANAマイレージクラブカード機能がついた楽天カード。「ANAマイルコース」か「楽天ポイントコース」のどちらかのコースを選んでポイントを貯められる。ANAマイルをたくさん貯めたいならコレ。なお、コースの切り替えはいつでも可能だ。

【7】楽天カード アカデミー

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【年会費】永年無料
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは3%
【利用額上限】30万円
【特典】海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)/楽天学割自動付帯
楽天カード アカデミー→こちら

 18~28歳までの学生のみが申し込めるカード。楽天市場で使える送料無料クーポンや楽天ブックス10%還元など、楽天学割サービスが自動的についている。また、卒業後は自動で楽天カードに更新されるので面倒な手間もなし!

【8】アルペングループ楽天カード

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【年会費】永年無料
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは3%/アルペングループでの買い物でアルペンポイントを2%付与(5万円以上15万円未満は3%、15万円以上で5%)
【利用額上限】100万円
【特典】海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)/楽天とアルペン両方のポイントが貯まる・使える
アルペングループ楽天カードは→こちら

 スポーツ用品を扱うアルペングループでの特典が受けられるカード。特徴は「アルペン」と「楽天ポイント」のどちらも貯められること。アルペングループで買い物をすると最大6.5%も還元されるので、アルペンでの買い物が多い人におすすめ。

【9】楽天カード みちのく銀行デザイン

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【年会費】永年無料
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは3%
【利用額上限】100万円
【特典】海外旅行保険最高2,000万円(利用付帯)
※キャッシュカード機能はなし
楽天カードみちのく銀行デザイン→こちら

 青森県の地方銀行「みちのく銀行」と提携しているカードで、選べるブランドはMasterCardのみ。しかも、銀行のキャッシュカード機能は付いておらず、特別な特典もない。ただ、カードデザインがみちのく銀行というだけ。

【10】楽天ブラックカード

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【年会費】3万3,000円(税込)
【ポイント】通常還元率1%/楽天市場への支払いは5%
【利用額上限】不明(300万~1,000万円)
【特典】国内空港ラウンジ無料/無料ETCカード無料/海外トラベルデスクの利用が無料/プライオリティパス会員カード無料発行(同伴者2名まで無料)/海外旅行保険最高1億円・国内旅行保険最高5,000万円(自動付帯)/動産保険最高300万円
※インビテーション(招待)制

 楽天カードでは最上位のカード。公式サイトに詳細は載っておらず、申し込みは楽天からのインビテーション(招待)が届いた人のみとなる。真偽は定かではないが、楽天プレミアムカードを長期間保有して、利用可能額が数百万円になる人など、各種条件をクリアした人だけが招待されるらしい。年会費は3万3,000円と高額だが、この年会費でプライオリティパスの同伴者が2名まで無料というのは、他のクレカでは見られない。また、海外旅行保険最高1億円が自動付帯するなど、仕事や家族旅行で海外に行く機会が多い人にはかなりお得なカードである。

 まず、中心となるのがノーマルの「楽天カード」。女性向けの「楽天PINKカード」と学生「楽天カードアカデミー」も基本的にはノーマルカードの一種である。楽天のサービスをよく利用してポイントをたくさん貯めたいなら、年会費を払っても最大5%のポイントや特典が付く「楽天ゴールドカード」や、世界中の空港ラウンジが無料で利用できる「楽天プレミアムカード」がおすすめ。これらのカードで数百万円以上の買い物をすると、楽天から「楽天ブラックカード」のインビテーション(招待)が届くと言われている。自分で申し込んでも加入することはできないステータス性が高いカードだ。
 これ以外に楽天銀行のキャッシュカードと一体になった「楽天銀行カード」やANAマイレージ機能付の「楽天ANAマイレージクラブカード」、アルペンポイント機能付の「アルペングループ楽天カード」、みちのく銀行と提携している「楽天カード みちのく銀行デザイン」などがあるが、基本的にこれらも実質年会費無料で、ノーマルカードとほとんど同じものだ。

楽天カードは大きく分けて、年会費が無料のカード(実質無料含む)と年会費がかかる特典付きカードがある。楽天商圏での買い物が多いなら、年会費を払ってもポイント還元率の高い有料カードにしたほうがお得。また、海外での仕事や旅行が多い人にはプレミアムカード以上がおすすめとなる

楽天カードには付帯カードもある!

 楽天カードには付帯カードもあるのをご存じだろうか? 「楽天ビジネスカード」は楽天プレミアムカードに付帯できるクレカ。年会費は2,200円で個人事業主などが経費の支払いを一本化するときなどに便利。「楽天ETCカード」があれば車の運転でもポイントが貯められる。年会費は550円取られるが、ゴールド、プレミアム、ブラックに付帯する場合は年会費無料となる。「家族カード」は奥さんや子どもなどに持たせられるので、家族の出費をまとめられる。カードの種類によって家族カードの年会費が異なるが、たとえば、プレミアム、ゴールドは年会費550円が必要になる。

(Image:rakuten-card.co.jp)

楽天カードには3種類の付帯カードも存在する。使い方によっては得するので、一応どんなものか確認しておくとよいだろう

●楽天カード(公式)は→こちら

※サムネイル画像(Image:rakuten-card.co.jp)

文=藤原博文/フリーライター

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