楽天は2020年から、大手交通系ICカード「Suica」との連動を強化し続けていることをご存知だろうか?12月には「楽天ペイ」を利用することで、楽天ポイントをSuicaのチャージに利用できるようにもなっている。
この連携強化、実は一サービスの追加に過ぎないほどの相乗効果を生み出す可能性を秘めている。今回はSuicaとの連携強化がユーザー増加の追い風となる実情を説明していく。
超高還元、高確率のキャンペーンに乗り遅れるな!
楽天ペイは12月9日、JR東日本の交通系ICカードSuicaとの連携強化を開始。楽天ペイ内で発行・連携したSuicaに楽天ポイントからのチャージが可能となった。すでに、2020年5月から、楽天カードから楽天ペイのSuicaにチャージすることで楽天ポイントが貯まるサービスが開始していたが、今回のサービス拡充として楽天ポイントの“利用先”にSuicaが加わったことになる。
このサービスの開始を受けて、楽天では楽天ペイによるSuica利用の促進を狙い各種キャンペーンを展開中。期間中に初めてログイン&支払い元設定をした人には、100ポイントの楽天ポイントを配布している。また、さらに注目度が高いのは「楽天ポイントからSuicaへのポイントチャージで2人に1人全額還元キャンペーン!」だろう。楽天ポイントでのSuicaへのチャージを楽天ペイアプリから行なうと、2人に1人の確率で、ポイントチャージ分に対して全額が楽天ポイントで還元。上限は1,000ポイントだがかなりの高確率かつ高還元となり、ユーザーであればぜひ挑戦しておきたいキャンペーンだ。
楽天ペイはグループ内の連携サービスなどで、かなりお得なサービスだと認知され始めているが、利用率で見れば未だ最大手の「PayPay」には遠く及ばないのが現状だ。
それを受けて今回の連携強化の効果を考えていくと、Suicaは関東圏では強い基盤を誇り交通系ICカードとしてはトップクラスの利用者数である。また、近年ではモバイル化にも力を入れており、スマホやスマートウォッチで改札を通る姿も関東圏では珍しくなくなっている。
モバイル化に抵抗の無くなっているSuica利用者層からすれば、QRコード決済で貯まったポイントを普段の交通費に使えるというのはかなりの利点となるのではないだろうか。
12月から「最大10%還元!楽天ペイで地元のお店応援キャンペーン」を開催中の楽天ペイ。もちろん対象に東京都も含まれている。今回のSuicaでのキャンペーンも重なり、12月は爆発的にユーザーが増えるかもしれない。PayPayとの差が大きく詰まることになるひと月になるかどうか、しっかりと注目していきたい。
参照元:楽天とJR東日本、「楽天ペイ(アプリ決済)」において「楽天ポイント」から「Suica」へのチャージが可能に【楽天ペイメント】