「あなたが普段一番貯めているポイントは何ですか?」と尋ねられた場合、「楽天ポイント」と答える人が数多くいるのではないだろうか。楽天ポイントの魅力はグループ間の連携による「ボーナス」と、「使用先の豊富さ」。同様の理由から、QRコード決済でも楽天ポイントを貯められる「楽天ペイ」を常用しているユーザーも多いはずだ。
今回は、ポイントの観点から、キャッシュレス決済シェア争いを紐解いていき、真にお得なサービスとして勝ち残るのはどこなのかを考えていく。
ポイント業界は今、楽天の圧勝
カードレビュードットコムは、消費者の貯めている「ポイント」やその利用方法などについてのアンケート調査を公開した。「貯めているポイントの種類」という設問では、楽天ポイントが1位という結果に。2位以下には「Tポイント」、「dポイント」、「ANAマイル」、「JALマイル」、「Pontaポイント」、「PayPayボーナス」と続いた。また、利用者がポイントを貯めるのに利用しているツールやポイントカードの調査結果では、同じく1位に楽天カードが来たほか、上位に楽天ポイントカードや楽天ペイの回答が集まり、「ポイントといえば楽天」という結果が浮かび上がっている。
「楽天経済圏」という言葉が話題になったように、多角的なサービス展開を進めポイントを“お得”に“無駄なく”、“どこででも”使えるというのが一番の消費者に受けているのではないだろか。
PayPayポイントは使いにくい…のイメージは払しょくしたいところ
現在爆発的に普及をみせる「キャッシュレス決済」も、いちばんの利点は「ポイントによる還元」だと言えるだろう。ポイントとキャッシュレス決済は切っても切れない関係だ。しかしながら、好調の楽天とは違い、キャッシュレス決済最大手の「PayPay」のポイント「PayPayボーナス」は貯めているポイントのシェアでは僅か4%しかないという結果が出ている。増え続けるユーザーに対して、自社のポイントサービスとの紐づけに苦戦していることが読み取れる。幸い2位のTポイントと提携することでポイント競争の土俵に何とか立ってはいるものの、いずれ総合的なポイント施策で上回る楽天ペイにQRコードのシェアでも逆転される日が来る可能性は否定できない。
「キャッシュレス決済」は今後も長期的に提供していくサービスだ。ポイントという観点からシェア争いを考えると、グループ内で連携の取れ、あらゆるところでポイントを使える楽天ペイが優勢になっていく機運が高まり続けている。
参照元:【独自調査レポート】一番貯めているポイントは何?422人から聞いた驚きの結果【カードレビュードットコム】