今や人気のQRコード決済サービスとなった「au PAY」。
でも、以前は「au WALLET」っていうのもあったけど、この2つは何が違うの? まだ「au WALLET」ってあるの? 何となく疑問に思っている人も多いだろう。
そこで今回は、「au PAY」と「au WALLET」は何がどう違うのか? この2つの機能の違いと使い方などを解説しよう。
「au PAY」と「au WALLET」はまったくの別物!
KDDIは2019年4月からQRコード決済サービス「au PAY」をスタートさせた。
そして、2020年2月以降「au WALLET」ブランド名はすべて「au PAY」へと統一されたため、すでに「au WALLET」は消滅したと思っている人も多いだろう。
しかし、「au WALLET」は今も健在で、その機能は「au PAY」とは異なるものである。
まず「au PAY」は、PayPayや楽天ペイ、d払いのように残高にチャージして決済できる“QRコード決済サービス”のこと。
これに対し「au WALLET」は、nanacoやWAON、楽天Edyなどのような“電子マネー”である。両者は共にスマホで利用できるし、名前も「au PAY」に統一されたので、その違いが分からないのも当然だが、まったくの別物であることを覚えておこう。
また、いずれも現在はauユーザー以外でも利用できるようになっているほか、貯まるポイントはすべてPontaポイントに統一されている。
au PAY
【種別】QRコード(スマホ)決済
【使用方法】スマホアプリ/QRコード決済
【使えるお店】au PAY対応店
【チャージ方法】auかんたん決済/auじぶん銀行/銀行/クレカ/Pontaポイント/現金 等
au WALLET(現au PAY カード/au PAY プリペイドカード)
【種別】電子マネー
【使用方法】プリペイドカード/クレジットカード/Apple Pay
【使えるお店】VISA/MasterCard対応店
※プリペイドカードはMasterCardのみ
【チャージ方法】プリペイドカードへのチャージはauかんたん決済/auじぶん銀行/クレカ/Pontaポイント/現金 等
使用方法にはどんな違いがあるの?
ここまでの説明で「au PAY」と「au WALLET」が別物だということはお分かりいただけたと思うが、実際に使うときはどのような違いがあるのだろうか? まず、「au PAY」はコンビニなどのau PAY対応店でスマホのバーコードを読み取ってもらうか、店頭のQRコードを読み取って支払うことになる。
auじぶん銀行やau PAY カード、ローソン銀行、セブン銀行ATMなど、さまざまな方法で残高にチャージできるほか、貯まったPontaポイントをチャージして支払うことも可能だ。
これに対し「au PAY カード」は普通のクレカなので使用方法の説明は省くが、電子マネーの「au PAY プリペイドカード」の方は、年会費無料のMastercardブランドのクレカと同じような使い方になる。
ただし、基本的にau かんたん決済やauじぶん銀行、クレカ、Pontaポイント、現金などでチャージしないと支払ができない点は注意しよう。
なお、iPhoneなら「au PAY プリペイドカード」と「au PAY カード」を、Apple Payに登録して支払うことも可能である。
「au PAY」と「au PAY カード」をセットで使うとお得!
いかがだろうか?「au PAY」と「au WALLET」は別物ではあるが、「au PAY」を利用するなら「au PAY カード」でチャージすると1%ポイント還元されるので、セットで利用すると1.5%還元になるのが大きい。
また、今回紹介したいずれの決済方法でも、もらえるのはPontaポイントになるので、「au PAY」や「au PAY プリペイドカード」にチャージしてそのまま支払に使用できるのが便利だ。
なお、いずれの決済方法でも、KDDIグループの「auじぶん銀行」口座を支払元として紐づけておくと、決済やチャージがスマートになる。
●au PAY(公式)は→こちら
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