実は、QRコード決済よりICカード決済の利用率が高かった! まだまだリスクが高いのか?

近年、様々な場面で使われるようになってきたキャッシュレス決済。地方の小さな個人商店も続々とQRコード決済等に対応しはじめ、最近では神社やお寺のお賽銭ですらキャッシュレス化が進んでいるというから驚きだ。では、そんな急速に普及しているキャッシュレス決済で、どの決済方法がよく使われているのだろうか。最近行われたその調査で、少々面白い傾向が浮かび上がってきた。
今回は、キャッシュレス決済の利用率の順位や、それを使う人たちの属性について考えていきたい。

ICカード決済は関東以外では新興勢力に押され気味

(Image:Bankrx / Shutterstock.com)

ICカード決済の代表格・Suicaを定期券として利用している人も多いだろう

 キャッシュレス決済といえば、ご存知の通り「現金を使わない決済方法」の総称だ。キャッシュレス決済の中には、クレジットカード決済・ICカード決済・QRコード決済といった種類がある。各決済方法には「高い買い物でも使える」「手軽に支払える」などそれぞれの特性もあり、利用シーンの差別化も進んでいる。

 しかし高額な決済で利用されることの多いクレジットカード決済はともかく、ICカード決済とQRコード決済は比較的利用シーンが似通っている。そのため「Suica」「PASMO」などの定期券の利用が多い関東圏ではICカード決済が健闘しているものの、全国的には大規模な還元キャンペーンを行うなどいま勢いのあるQRコード決済にシェアを逆転されつつある。各種利用調査を見ても、QRコード決済がクレジットカード決済に次ぐ2位に躍り出ていたり、伸び率から2020年のうちに逆転されそうだったり、という結果を多数目にすることができるはずだ。

(Image:slyellow / Shutterstock.com)

QRコード決済はここ数年で一気にサービスが増加した

 そんな押され気味なICカード決済だが、Twitterアカウント「マカフィー・セキュリティ情報局」が11月に実施した利用率アンケートでは、比較的QRコード決済に差をつけて勝利。(無論クレジットカード決済には大きく負けているが)
 一般的なイメージと異なるこの結果が何を意味するのだろうか。1つの可能性として、「投票者の属性に関係している」と考えることもできるのではないだろうか。ご存知のように、マカフィーは優秀なセキュリティソフトとして広く知られている存在だ。そうした企業のアカウントをフォローしているTwitterユーザーも、セキュリティに対する意識の高い人種であることは容易に想像できるだろう。そうした人々からすると、サービスが始まってさほど年月が経っていないQRコード決済は「利用するにはまだリスクがある」と感じているのかもしれない。

 当然、QRコード決済がイメージと異なりセキュリティ対策を万全にしているかもしれないし、これから万全になっていくかもしれない。しかし、流行り物にすぐ飛びついたりしないのはリスク管理がうまいと言ってよさそうだ。

参照元:コロナ禍で現金が怖い!? キャッシュレス決済の現在【McAfee×ASCII.jp】

※サムネイル画像(Image:Bankrx / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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