UNIQLOが独自の「QRコード決済」となる「UNIQLO Pay」を導入することが分かった。世界的な大企業だけに、QRコード決済のシェア争いに大きな影響を与えるかもしれない。ポイントや割引など今後のキャンペーン情報に期待したい。
今回は、UNIQLO Payのもつさまざまな可能性と、定着の兆しについて迫っていきたい。
アプリ一つで決済が可能に!買い物体験が変わる
iOSとAndroid向け「UNIQLO」アプリに、QRコード決済が実装されることが分かった。UNIQLO Payと名付けられたUNIQLOのQRコード決済は、「クレジットカード」は「Visa」、「MasterCard」、「JCB」、「AmericanExpress」を引き落とし先に設定可能。銀行口座は「三井住友銀行」、「三菱UFJ銀行」、「りそな銀行」、「関西みらい銀行」、「埼玉りそな銀行」を登録可能だとされている。利用者は、クレジットカード等や現金を財布から取り出すことなく、アプリ一つで会計が可能になる。
ついに大手アパレルがQRコード決済に参加することになった。世界的企業のUNIQLOだけに、一気にQRコード決済界のシェア争いのトップに立つ可能性も考えられる。
なにより、過去のサービスは新規参入時にユーザー獲得のために「大幅キャンペーン」を行うのがセオリーとなりつつある。UNIQLOも大幅な還元や割引が実装されるかもしれない、公式からの発表を待ちたい。
UNIQLOと言えば、「オンラインストア」や「公式アプリ」などの独自の充実したデジタルコンテンツを持っている。「買い物履歴」や「自らの体形」を記録したりといったお役立ちツールから、店舗に行くことなく在庫を把握したり、オンライン上でサイズの提案を行なったりと買い物の「新しい形」を貪欲に提供してきた。現在店舗に導入している「無人レジ」もその一つだろう。導入当初は手間取ってしまうユーザーがいたものの、現在ではレジの時間を大幅に削減できている。このようにUNIQLOのユーザーは、すでにデジタルを介した買い物に慣れ親しんでいるので、UNIQLO Payを受け入れる土壌は十分か。
ユーザーとしては、現金を出すことなく買い物できるばかりか、独自のポイントや割引が実装されればメリットは大きい。UNIQLO側としても店舗スタッフの負担を減らし、会計の時間を削減できると考えれば大きな可能性を秘めているサービスだといえるだろう。
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※サムネイル画像(Image:uniqlo.com)